大晦日

スリランカは明日がシンハラ・タミルの正月ですので、今日は大晦日


取りあえずは家の掃除なんかをする予定でしたが、このところ毎日しっかりとやっているので、特別に大掃除する必要性は無い。
それでも一応、と言うことでココナッツミルクの絞りカスで床掃除。
適度な水分でホコリを吸着し、適度な油分でコンクリート土間が光り輝く。


昔の日本で、畳を使用済みの茶葉で掃除してたのと似てますね。


一年前の正月明けのイースターはテロ。
今年はコロナ。
長年続いた内戦が2009年に終結して、旅行先としての注目度があがったのが2010年。
御祝儀の意味もあったと思いますが、ニューヨークタイムズで「行くべき場所1位」になったり。
2013年にはロンリープラネットで「もっとも旅行したい国ナンバー1」にもなった。


その頃から急激な開発競争。
2009年まで40万人ほどで推移していたのが、右肩上がりで2018年には230万人。
それがテロにより2019年は191万人。
不幸中の幸いで、直後の5月6月というのは年間で一番外国人観光客の少ない二ヶ月。
そこでの落ち込みは、前年比それぞれマイナス70.8%とマイナス57.0%でしたが、影響は限定的だったと言える。
以降、順調に回復して行き、11月にはやっと前年比でマイナス1桁まで回復。
『さぁ、ここから』という時にコロナ。






世界的な問題ですからね。
スリランカが魅力的な旅行先であったとしても、経済的に余裕のある層が目減りするのであれば、世界的な旅行需要は減衰するわけです。
「本当は〇〇に行きたいけど、混んでるだろうから、穴場的なスリランカに」という感じで来ていた一定の層は、元々の目的地に行くことになる。
そこまで卑屈に考える必要性は無いけど、でもそうゆうことです。
観光公害で相対的に地位を下げていた本質的に魅力的な観光地に客を奪い返されることを想定しないといけない。


つまり、今後のスリランカ観光産業は、相当に厳しいよってことです。
2018年、スリランカGDPにおける観光産業の占める割合は12.5%。
これは突出して多いとも言えないレベルではあるけれど、他にまともな産業のない観光立国とは構造が異なる。
長い年月を掛けて洗練させていった歴史が無くて、「なんか観光客が増えてきたから稼ぎ時だな」ぐらいのスリランカ
本気度の違い。
投入資金の差。


この辺り、頑張らないと厳しいですね。


まぁ、ワタシも外国人が行くようなリゾートとか観光地に暫く行って無いので、偉そうに批評できません。
観光産業に貢献しつつ、勉強がてら、コロナが落ち着いたら妻とのんびり旅行も良いかもしれないな。


取り留めが無くなって来たのでこれぐらいで。
また来年も宜しくお願い申し上げます。