穏やかな土曜日

今日は、電話も掛かってこなければ、SMSも来ない穏やかな土曜日でした。


こうゆう日が続いて欲しいもんです。


さて、久しぶりにコロナの話題です。


スリランカ全土では、これまでに22000人を超える患者が発生しました。
人口100万人当たりでは1000人超。
ほぼ日本と同等のレベルにまで上がってきました。
早晩、超えて行くことは間違いないと思うのですが、まだマシだと思えるのは、感染ルートがほぼ特定出来ているケースがほとんどだと言うこと。
しかし逆に考えると、感染者と関連のある人しかPCRの検査対象になっていないからとも言える。


経済を廻す為にもロックダウンは限定エリアで実施しているし、努力は見られる。


ただそれが機能しているかどうかは別。


ロックダウンしていない地域で感染が発覚したら、その地域をロックダウン。
その実施前に移動してしまった感染の可能性がある潜在的感染危険者は、どうするの?


という事で、全土でモザイク状にロックダウンや学校閉鎖などが実施されているが、完全に後手後手。


一度、もっと大きなエリアでロックダウンを実施し、新規感染者の出なかった地域を開放し、回廊状に繋げて行くような対策をしないと無理でしょうね。


しかし、一番の懸念は医療従事者に感染者が出ている事と、ロックダウン中にも移動を制限されず感染を拡大する可能性のある警察官にも感染者が出ていること。


アメリカでも罹患率は全人口の4%ほど。
日本やスリランカでは0.1%というレベル。
集団免疫の自然獲得は到底望めない。
やはりワクチンが最後の手段ですね。


今は、ワクチンを摂取しないという選択肢は残されていない。
カンタス航空だったか?
飛行機に搭乗できるのはワクチン接種の証明書を持った人だけ。
いずれ、世界中の航空会社やイミグレーションが、それを要求してくるようになるでしょう。


なので、今は「だれが最初にワクチン接種をするのか」という話になってきている。
言い方は悪いが人体実験だ。


ブラジルはそれを明確に拒否したが、金のないアフリカ諸国では「うちの国で接種してくれ」と言っている国もある。
ワクチンで後遺症が出る可能性。
医療に掛かる国家予算。
コロナ蔓延による経済的打撃。
そういった事を天秤に掛けた結果です。


実際には、交通事故や自殺で亡くなった人のほうがコロナでの死亡率は低い。
インフルエンザと比較したって、そう。


なので問題ない、とも単純に言えないのが難しい。
なぜならコロナ回復者の長期的経過観察は為されていないから。
今後、どんなコロナ後遺症が出てくるのか未知数。


そういった意味では、安易な『コロナ対策不要論』には反対。


結論を出すのは難しい。
ただ、政治家はそれをしなくてはならない。
いろんな可能性やスタディを考えてもらって、決定したらそれに出来る限り協力するというのが、我々市民の出来る事でしょうか。