三遊亭圓楽

6代目三遊亭圓楽(円楽)がお亡くなりに。

我々世代的には楽太郎さんなのですが、本当に頭の切れる人だった。

物心がついて笑点を見始めた頃は先代の円楽さんが司会。

当時の笑点が我々にとっての笑点

先代が亡くなって歌丸さんが司会になるが、歌丸さんの美しい回答も好きだったワタシは、やはり寂しさがあった。

それでも6代目を襲名した楽太郎さんが回答陣を引っ張り、小気味良い笑点は変わらずだった。

 

 

かつての弟子である伊集院光との落語会「二人会(ににんかい)」が開催されると聞き、その話題が伊集院のラジオで語られるたびに、見に行くことは出来ないけれど凄く楽しい気分だった。

 

一つの時代が終わったのだと、しみじみ思う。

日本の大衆芸能が先細る事を心配し、実際に世代を経るごとに衰退した時期に活躍されたお方。

ポッドキャストYoutubeで聞けるようになって少しずつ若い世代でも楽しめるようになった。

それまではテレビで見るか浅草に行くか、テープやCDしか無かった。

それが若い世代に対応するようになってルネッサンスとは言わないまでも、文芸復興が起こりつつある。

これもテレビやラジオでスマートな姿、粋な男を見せ続けてくれた楽太郎さんの功績は大きいと思う。

 

 

ご冥福をお祈りします。