スリランカで地震が増えている

スリランカはインド・オーストラリアプレートという大陸プレートにあり、地震とはほぼ無縁。

とは言いつつも、プレートの境界線はヒマラヤ山脈インドネシア西部海域、アフリカとインドの中間海域にあり、そこで強烈な揺れが発生すれば地震波はスリランカまで到達する。

 

2021年には有感地震が18回記録されたそうだ。

同じ2021年に日本では有感地震が2000回を超えたとか。

 

実際、12月に帰国してから何度か地震を感じているし、Yahooのリアルタイム震度というのを見ると一秒ごとに日本中で地震が発生している(有感地震ではない)。

 

スリランカ地震による直接被害が発生したという話は聞いたことがない。

2004年のスマトラ島沖地震では津波による被害が発生したけれど、自身の揺れによる家屋の倒壊なんて言うのは無かった。

揺れが起きなかったからこそ、遠くの国で地震が起きていたことも知らないし、津波というものの存在も知らずに被害が拡大した。

 

ワタシの家では今回の増築で床スラブを施工した。

地震が怖かった訳では無い。

斜面に立っている我が家は、大雨による土砂災害の可能性がゼロでは無い。

そうでなくても地盤がゆるい可能性は大いにあるので、二階部分を増築することになれば不同沈下で構造自体が破損する恐れはある。

その為の保険といった意味が強い。

あと、セメントと骨材を多くして強度を上げておかないと、常に湿った状態ではネズミによる被害も防御できない。

セメントと骨材が少ないとボロボロとしたコンクリートに仕上がり、ネズミの歯には敵わない。

 

日本人からすると、素人目で見ても細すぎる柱で構築された建物ばかりなスリランカ

見た目からくる安心感というのも、ワタシとしては大切な要素。

意外にも柱を太くしてスラブに鉄筋をしっかりと配筋しても費用はそれほど余計にかかっては居ないので、そこは一安心。

安物買いの銭失いの典型とならないように、家の基礎はしっかりと施工しておきたい。