安全性への考え方

いまキャンディの家を修繕している(妻が)。

 

土間というか、元々は外だった部分に屋根を掛け、汚れを防止するためにセメントのノロを薄く塗っただけの台所。

そのノロの下にネズミが巣を作ってしまい、見た目はきれいなままなのですが実はスカスカという状態だった台所。

ノロを叩き割ってみるとネズミが掘り返して大変なことになってた訳ですが、結局はコンパクションしていない地面だったのでそのまま柱を立てて屋根を掛け直すわけにも行かない。

上の柔らかい土を取り除き、30センチほど掘り返す。

 

妻からの写真では柱の立つ部分だけ更に深くほっていたので、うちの地盤を考えると最低でも地面の部分にもビームを入れてほしいと伝えた。

いわゆる布基礎というものですかね。

贅沢を言えばベタ基礎でお願いしたいと言うと、頑張って対応してくれて、我が家の構造的強度が格段に向上することに。

 

今までの状態はブロックを積み上げただけの家ですから。

柱すら無い。

ビームもない。

天井もない。

床もコンクリートのみで鉄筋は入っていない。

 

それを、鉄筋の入った柱を立て、地面の高さでビームを入れ、床にも鉄筋を入れた。

ここは天井スラブを施工して、道路から車が入れられるようにする予定。

二階に駐車場があるっていうイメージですね。

そこが玄関にもつながる感じです。

 

 

作業している人に聞くと、この地域で床に鉄筋を入れる家は初めてだとのこと。

地震が無いとそんなもんなのかもしれない。

ただ、結構な家で不同沈下が起きて壁に亀裂が入っていたり、基礎が浮いていたりする。

コンパクションが足りて無いんでしょうね。

なので、ブロックを積んで屋根を掛けた段階で沈下が起きる。

あとは強烈な雨で基礎周りの土が洗われて浮いちゃうとかね。

我が家はそれにも対応すべく、家の周りには幅15センチほどではありますが排水路を設置する予定。

これがあると大雨でも安心ですし、アリやネズミの被害も家の構造に響く前に対処しやすい。

 

スリランカ式で作るよりは、ほんの少しだけ材料費・労務費が掛かりますが、簡単に手直しできる部分ではないので、少し多めの支払いになっても充分に意味のあるお金だと思う。