スリランカに旅行で訪れるインド人は増え続けている。
ロシアやウクライナは長い期間にわたってスリランカ旅行者のトップでしたが、戦争の影響で下降気味。
そこでトップに躍り出たのはインド。
スリランカの外貨獲得手段として大きな役割を持つ観光業。
その中でトップの国と成ったインド。
なのに彼らの通貨は長い間、スリランカへの持ち込みが禁止されていた。
理由は不明。
なんにせよインドとパキスタンの通貨はスリランカへの持ち込み禁止。
それが今年になって規制緩和。
10000インドルピーまでの持ち込みが許されるようになったとか。
まぁ10000インドルピーまでは見逃しますよってことでしょうね。
だって、日本円で15000~16000円ほどの金額ですから。
スリランカの平均月収にも満たない。
旅行者が使う金額としては非常に少ないもの。
実際、インド人観光客はスリランカで平均1850ドル(15万インドルピー)使用するとのことで、やはり持ち込みの現金としては非常時の保険的な立ち位置になっている印象。
それが、スリランカ中央銀行は全面的にインドルピーの持ち込みを許可する方向で動いているというニュースがあった。
良いですね。
恐らくはインド人旅行者の多くがカードでの決済を利用しているのが現実だとは思う。
そうすると、1850ドルのうち3~5%が加盟店手数料として海外に流出してしまう。
それが、現金決済という形が可能であれば両替手数料などはスリランカの銀行の収入となるし、手数料の海外流出もなくなる。
これは良い。
現金の管理が煩雑になるという店側の都合はあるけれど、それは人件費としてスリランカ人に還元されるわけで、最終的な負担はインド人旅行者の支払いから補填されているわけですので、別に痛くはないはず。
こういった、ルールや制度の改革のみで済む改善は進めるべきですね。