細かい話は面倒なので書きませんが、IMFが援助する前提として税制の組み直しをするのは明らかで、その前兆はすでに起きている。
個人の所得税も、法人税も、いわゆる消費税に相当するVATも全て引き上げられている。
ニュースで見た話によると、スリランカはGDP比率で14%まで税収を引き上げる予定だとか。
以前は12%ぐらいの水準でしたが、大衆への迎合(選挙対策)で場当たり的な減税が進められ、8%前後まで落ちていたと記憶しています。
日本ですら10%ですからね。
これは比較的大きなGDPと小さな政府という無理を進めた結果ですし、スリランカのような対外債務の比率の大きな国で減税を進めれば立ち行かないのは当たり前。
とは言え、IMFの目指すGDP比14%に対して、消費税に相当するVATが既に15%になっている事が気になる。
お金持ちもそうでない人も平等に支払わなければならないのがVAT。
今後は相続税、贈与税、固定資産税の導入を進めるとのことですが、金持ちに課税すると海外に行ってしまうのがスリランカの状態ですから、厳しいでしょうね。
実体のない抜け穴だらけの法律になりそうです。
とすると、やはりギャンブル税やタバコ税、酒税に行き着く感じですかね。
IMFには税金の引き上げではなく、使い道を厳しく見てほしいもんです。