エジプトで何度か食べました。
ソラマメをマッシュして揚げたものと言えば、それまで。
コシャリがエジプトの国民食と言われてますが、個人的にはコシャリよりターメイヤのほうが普段の生活に馴染んでいる気がする。
コシャリより手軽だというのが理由の一つだと思う。
「コロッケのようなもの」とか「コロッケと同種の調理法」などと説明されることの多い料理ですが、根本的に違うのは衣を付けないってことですね。
あと、基本的にコロッケというのはすべての材料に火が通っている。
つまち、揚げなくても食べることが可能な状態の食材に衣を付けて揚げたものであるのに対し、ターメイヤは生のソラマメを使用しているところが大きな違い。
乾燥ソラマメを見ずに戻して使うのが一般的ですが、日本にはあまり流通していないので生のソラマメを使うことが多いとか。
もっとも、今回はソラマメですらない。
ひよこ豆です。
で、ひよこ豆を使うと、それは別の名前で呼ばれることが一般的。
ファラフェルです。
エジプト以外の中東諸国では、ソラマメではなくひよこ豆が使われ、ファラフェルと呼ばれている。
材料が置き換わっただけで、他はほぼ一緒。
乾燥ひよこ豆を水で戻し、そのままブレンダーにかける。
ワタシはここでかぼちゃのマッシュを加えた。
と言うか、庭で採れた栗カボチャを使いたくて、はじめはコロッケを作ろうと思ったのですが衣を付ける作業が面倒でやめた。
そこで思いついたのがターメイヤ。
ソラマメが無いのでひよこ豆でやろうとなって、それはターメイヤではないのでは?と思って調べたら中東諸国でファラフェルと呼ばれているものだと知った。
こんな流れです。
ファラフェルにはかぼちゃとか入れないけどね。
そして、ファラフェルはタヒーニ(胡麻のペースト)をかけて食べるらしいのですが、ケチャップにしておきました。
ブレンダーで回しやすいことを考えて水分を多めにしてしまったのですが、そうなると今度は揚げるときに崩れやすい。
このあたりの加減が勘所ですね。
妻の作ったチャパティでサンドイッチにしたのですが、エジプトでもターメイヤはサンドイッチにしてよく食べる。
アエーシとかエイシと呼ばれる薄焼きのパンですね。
全粒粉のうっすーいピタパンと言えば伝わるかな?
半分に切って、空洞部分に野菜やらターメイヤやらを挟んで供す。
ワタシたちはチャパティで挟んで食べる。
ほぼ同じ食べ方だし、味わいも似たようなものです。
ターメイヤと自己流ファラフェルは、大きな違いを感じない。
どちらかと言うと、エイシの風味がチャパティとは違うなってところのほうが違いとしては大きい。
全粒粉の風味がチャパティには無いのでね。
全粒粉を買ってみるのも良いかも知れない。
もしくはふすまを買って薄力粉に混ぜるかですね。