まずはこの写真を見て欲しい。
もの凄い笑顔だ。
このおっちゃんの名前はラール。
俺の職場の隣のとなり、サムルディバンクで働いている。
サムルディというのは低所得者向けのプログラムを管轄する公社で、俺の職場もサムルディの管轄。ラールは小額ローンなどの銀行業務を担当している。ま、早く言えば同僚だ。
ラールには２０歳前後の子供が二人いるが、奥さんはいない。というかアラブ首長国連邦にメイドとして出稼ぎに行っているらしいのだ。
その奥さんが昨日スリランカに一時帰国した。半年ぶりぐらいかな？ラールはそうとう嬉しいらしく、俺にも家に遊びに来て奥さんに会ってくれと言ってくる。自慢の奥さんなんだろう。
今日もうちの職場の裏にある家庭菜園風のプチジャングルで、せっせと野菜の収穫をしていた。家に持って帰って久しぶりの手料理（といってもカレーだが）でも作ってもらうんだろう。そこで撮ったのが上の写真だが、妙にはしゃいでいる。いつもニコニコしてるとはいえ、今日のラールは浮かれているといってもいいぐらいだ。なんだ？
ラールが収穫していた野菜というか葉っぱの名前を聞くと「ペネラだよ」と教えてくれた。そして右手をゆっくりと下げ、男の大事な部分に到達すると、ギュッと握って「これに効くんだよ」と嬉しそうに笑った。
・・・・そうか、そういう事か。そうだよな、久しぶりに奥さん帰ってきたんだもんな。そりゃ、そうなるよな。そうか、そうか。あーそうですか。
・・・・奥さんに会いずらいよ、ラール。
