金は無いけど、やる気はある

生産者の訪問。
この人とは、二週間ほど前に出会った。
我々の所属する事務所に、ナツメで作ったチャツネの瓶詰を持ってきた。
その瓶詰を今までとは違う店舗に置きたいがどうしたらいいかと問い合わせてきたのだ。
あまりセンスのないラベルや、甘いシーリング。
生産日を記したシールの二重張りなど気になるところはいくらでもあった。


とりあえずラベルを新しくしたり、次回の生産時にシーリングの指導をしたりといったアイデアが出たが、聞いてみるとすでに在庫が200個ほどあるとの事。
ラベルの在庫も同じだけ。


・・・つまりこの状態の製品を200個売らないことには話が進まない。


とにかく、家の訪問を約束してその日は別れた。


そして本日が訪問日。


一緒に行ったデザイン隊員と、在庫の処理に頭を悩ませながら
「今日行ったらさ〜在庫全部売れてるって言う、奇跡起きないかな〜」
なんて話してた。


家に着いて、早速仕事の話。
在庫をどうするか、まずは今現在どれだけ残っているのか見せてもらうことに。
・・・どうも話が通じない。
目の前にある20個ほどのビンを指さすだけ。
????
これだけ?


売れたの?


奇跡なの?


すげぇ〜、こんな事あるんだな。


とにかく、その後は生産現場を見せてもらったり、材料を見たり。

これが原料のナツメ?かな



割ると中からこんな種が。
種の赤い部分がアーユルベーダの薬として高く売れる。



この外側は商品価値が無いのでタダで手に入る。
これがメインの原材料。
すごいことです。
これに目をつけた、この生産者は素晴らしい。