冷えない冷蔵庫

引越しと同時に手に入れた中古の冷蔵庫。
搬入後一日置いて電源をON。
「仕事してますよ」とさりげなく主張するモーター音。
しかしそれは冷蔵庫本人の主張であり、客観的に見るにどうも冷えていると実感できない。
購入先に電話しチェックしてもらった結果、冷却用のガスが不足しているとのこと。
早速、補充してもらい冷蔵庫全体が凍りつくのではと思えるほどの実力を発揮した。


次の日の朝。
目玉焼きでも作ろうと冷蔵庫を開ける。
冷凍室の霜が水滴に変化していた。
誰かが霜取りのスイッチでも入れたのだろうか?
しかし、この家には俺しか居ないし、俺自身スイッチを入れた記憶は無い。
ということは、早速のパワーダウン。
どうやらガスが漏れているようだ。


そして再度購入先に電話。
二箇所からガス漏れを発見。
3時間かけて修理して、ガスを再注入。
少し充填しては時間を置いて、また少し充填。
コレを繰り返すこと一時間。
「補充用のガスが足りなくなったから、また明日来るね」
「明日、祝日だけど来るの?」
「・・・。・・・・・・・・来る。午前中にもう一度来るから」
「ホントに?じゃあ、来るとき電話してね」


こいつは、日曜日に修理に来ると言って来なかった前科がある。
多分、明日も来ないだろう。
水曜日には治っていますように。