ハラルフード

スリランカには結構な数のムスリムが居る。


7%だったかな。
そのムスリムの人達が食べられない物の代表例が豚肉。
これはかなり徹底しているようで、肉だけではなく、
豚由来の酵素やタンパク質もダメらしい。
エサに豚由来の原材料が含まれている家畜もダメ。
ムスリム以外の人間が殺した家畜もダメ。
上の条件を満たした牛肉でも血はダメ。
豚肉と一緒に運んできたら、血抜きしてある牛肉でもダメ。
これらの厳しい条件をクリアした食品のことを『ハラル』と呼ぶ。


タンパク質の一種であるコラーゲンからつくられるのがゼラチン。
化粧品、医薬品、食品にも多く使われている。
これも豚由来ならばムスリムの人は手に取ることは出来ない。


ということで、スリランカで売っているヨーグルト。
ハラルゼラチンが使われてます。


しかし、ここで疑問が湧いてくる。
ハラルゼラチンということは、豚由来のゼラチンでないことは確か。
ということは普通に考えると牛が原料。
鶏とか羊からも取れるだろうけれど、なんかイメージが沸かない。
もし牛だとしたら、ヒンディーの人たちは口にすることが出来るのだろうか?


ムスリムみたいに細かいことは気にしないのかな?


ま、気にしないという可能性もあるし、羊由来という可能性もある。
そもそもヨーグルトにゼラチンが使われていると知らない可能性もある。


スリランカの事だ。
たぶん気にしてないんだろう。


じゃなければ、ヒンディーが15%ほどいるスリランカでは
問題になるはずだもんな。


宗教的な隔たりが少なく、カタラガマやスリパーダなど
三大宗教や四大宗教の共通の聖地を幾つか持つスリランカ



ゼラチンが何に由来するかぐらいは記載しても良いと思った。