手術

病院に行ってきました。


結果から言うと、良性腫瘍の一種、粉瘤腫というもので
アテロームやアテローマとも呼ばれるものだったようだ。
腫瘍と言われると驚くけれど、おできのような物。
袋状のものの中に老廃物がたまってできるもので、
自然に消滅することも多く、しばしば再発もする。
というのも、内容物が消失しても袋状の物質が残存して、
そこに再度貯留される事が多く、
根本治療を目指すには袋状のものもすべて取り除かなければならない。


体のどこにでもできる可能性があって、とくに多いのが
耳、顔、背中とのこと。
別に悪性ではないので、本人が気にならないのであれば
特に問題はないようだけれど、長期に亘って存在する場合は、
極低い確率ではあるけれど(1%未満)悪性腫瘍になることも
あるらしい。
自分としては、頻繁に発症するしその度に意識して面倒なので
取り除くことにした。


麻酔した後に1cmほど切開して、袋ごと取り除いて終了。
手術というよりは処置って感じです。
写真を撮らなかったのは残念ですが、
小指の先っぽほどの小さなゴム風船といった感じ。
一針だけ縫って二日後には抜糸して完治です。


アテロームなんて言葉は聞いたことも無かったけれど、
実際には誰もが一度は罹ったことがあるのでは?
簡単に完治するので、気になる方は早めに受診することを勧めます。
大きくなってからでは手術痕が大きくなるだろうし。


耳たぶや背中にできると、自分では目視しずらい。
今回はちょっと気になってデジカメで写真を撮った。
すると想像以上に大きくて、びっくりしたので病院に行った。
自分は整形外科に行ったけれど、
皮膚科でもメジャーな症例らしく、どちらでもOK。
手術痕が残らないように丁寧に縫ってくれるお医者さんを探して
行けばいいと思う。


窓口で明細を見ると、
「皮下腫瘍摘出手術」と書かれていて、ちょっとギクリとした。
おできみたいなもの、という言葉と専門用語とのギャップが大きいね。
12000円、正味30分の手術体験でした。


金曜日に抜糸します。