ランカのダークサイドとライトサイド

土曜日の出来事。


バスで帰ってきた私。
途中のピリマタラーワで下車し、久しぶりに場末の飲み屋でビールを引っ掛けた。


奥さんに電話するとカード(水牛のヨーグルト)を御所望だったので、土曜市で購入。
2リットルで260ルピー。
随分と高くなったもんだ。


そのカードの入ったビニール袋をぶら下げてバスに乗る。
運良く空席があったので、そこに座る。
2リットルのカードは素焼きの器に入っているので、意外と重量感がある。


数百メートル進んで停留所で止まるバス。
そこで乗り込んできたのは妊婦さん。
直ぐに席を立つ私。
その私に「ありがとう」と言って、席に座る妊婦さん。
私の手にぶら下がっている荷物も預かってくれた。


その停留所で乗り込んできた女の子二人組(小学生ぐらい)は、さらに次の停留所で1つの空席にありつく。
一人分の席ですが、仲良く二人で座る。


そして更に次の停留所で乗ってきたお婆さん。
それを見た女の子二人組は、顔を見合わせるとサッと席を立つ。
座ったお婆さんは、女の子の頭を撫でる。
誇らしげな女の子二人組。




なんとも穏やかで優しい時間が流れてました。



良いもんですね、スリランカ
嫌なことも、勿論有りますが良い国です。




その嫌なことの代表格が隣の住人なのですが、まだグチグチと文句を言っているようです。
私の奥さんのことを「売春婦」呼ばわりして喚き散らしているそうです。
曰く、
「隣の女は水道局の職員を色仕掛けで籠絡して、俺達の水道管接続を邪魔している!!」


申し訳ないが、うちの奥さんはそこまで安くない。
お隣さんに嫌がらせをするために身体を許したりしないし。
特に理由もなく「嫌がらせのための嫌がらせ」をする人種というのは、世界中の全員が同じ思考回路を持っていると思い込む性質があるようだ。


そうそう理由もなく嫌がらせしませんよ。
理由があってもグッと堪えて我慢するのが普通です。
あなた達とは違うのです。
そう言ってやりたいのを、時間の無駄と割りきってやり過ごしているのが我々一家です。
ただ、奥さんも笑って私に報告してくるから放置しているが、これ以上侮辱するようなことが有れば、もしくは実害が出れば、何か対策をするつもり。


なぜか私には何も言ってこないというか関わろうとしてこないので、やり込めるチャンスが無いのが残念。
彼らの子供(三歳ぐらいの女の子)にも何やら吹き込んでいるらしく、我々の姿を見るだけで逃げていく。
なんとも可愛げのない一家だ。