盆踊り中止

先日のバングラでの悲しい事件。
海外に住む人間としては、無関心では居られない。
いや、今となっては日本国内だってテロに無警戒なままでは生活できないのかもしれません。


かつてキャンディの仏歯寺で自爆テロが起きた時、仏歯寺から数百メートルの距離にある学校に通学していた私の妻も、その爆音に驚いたと言っていた。
その衝撃波で学校の窓ガラスが割れて、守衛さんが怪我したとか。


今では一見平和に見えるスリランカも、数年前までは内戦をしていたわけですし、今でも色々な理由でデモとかストライキとか起きている。
それらの集団が、何かの刺激で一転して暴力的な集団に変わらないとも限らない。


そんな事を背景にして、毎年コロンボで行われている夏の盆踊り大会の中止が決定された。


日本人会主催、大使館や公的機関も共催で名を連ねる。
こういった社会情勢のもとで外国人居住者である日本人が一箇所に集う危険性を考慮しての結果だ。


仕方ないとはいえ、なんとも悔しい気分。
ある国で起きたテロが、別の国に波及してそこでの生活に影響を与える。
テロを憎むべき理由が、ここに有る。