スリランカの学校制度

なんか、政府系の組織で働く医師の子息は「国立学校に入れない」という問題を抱えているらしい。


というのも、政府系の医師は四年に一度、転勤があることが問題のようだ。
スリランカ全土、どこにでも転勤する可能性があるわけで、そのたびに家族単位での引越しを余儀なくされる。


スリランカの国立学校における入学要件が良くわからないのだけれど、出生届を提出した地域の学校に優先的に入学するシステムだったかな?
あと、その学校が両親の出身校だったりするとプラス評点。
両親の学歴もポイント化します。


なので医師の子息であれば学歴のポイントは高いはず。
しかし、それでも入れないということは、それよりも出身地や縁故が重視されるって事なのでしょう。


確かに、たまに聞きます。
有力校のある地域は、住宅価格の相場が高いとかなんとか。


これも、入学要件に地元出身であるかどうかが大きく関わるからでしょう。





この問題、以前からたびたび話題になってました。
が、「転勤するのは、何も医師だけではない」というのが一般社会の認識。
政府系機関で働く医師が所属する組合に、発言力があるから目立っているだけなのです。


「医師だけではないから、我慢しろ」というのも間違ってはいると思います。
が、彼らの要求する「特別待遇*1」を呑むのも可笑しな話。
やるなら全国民を対象にして抜本的に制度を変えるべきでしょう。

*1:医師の子息を優先的に入学させろという無茶な要求