最近、ストライキ多いですね。
メーデーに向けてだと思っていたのですが、メーデーを過ぎた今になっても新たなストライキが始まろうとしている。
ここ何年も燻っている問題としてSAITMが挙げられる。
SAITM＝South Asian Institute of Technology and Medicineの略。
まぁプライベートの医大だと思ってもらって良い。
これは、スリランカの多くの学生がインドやネパール、ロシアなんかの医大に行って医師免許受験資格を取得している現状を改善しようとして始まったものだと思う（確認してません）。
国内にしっかりとした医大があれば、大金を使って海外の医大に行く必要はないわけだし。
これによって色々問題出ました。
1.医者の数が増えて医者余りになることを現役医師が問題視してストライキ
2.今現在、国立大学の医学部で学ぶ生徒が、SAITMで学ぶ学生の知識レベルに対して疑問を投げかけてストライキ
国立大医学部はスリランカ受験戦争の頂点にあるわけで、それに対して医学部ではなく大学そのものにパスしなかった人間が医学生としてSAITMで学ぶというのは、患者側の目線で見ても不安はある。
3.2の問題は海外の医大で学んだ医者にも当てはまることで、だからこそ医師の配属希望では下位に置かれている（国立医大卒の新人医師が優先的に配属希望を叶えられるようになっている）。なのにSAITMを国立医大と同等にランキングした。
で、本題に戻ると、5月5日から国営バスがSAITMに絡んでストライキをするとか・・・。
労働者系のユニオンとかのつながりなんだと思うけど、直接関係ないからねバス業界。
で、これを発表した時の代表者のセリフがイケている。
曰く、
「バスの運転手やコンダクターを作るようには医者は作れない」
もっと誇りを持ってほしいもんです。
