スリランカ同時多発爆破事件 続報3

4/23 09:30過ぎです。


昨晩から今朝に掛けては大きな出来事は無かったようです。
現状、アメリカFBIの協力を得つつ、事件の捜査を進めているとの事。
さらに明日以降、インターポールとオーストラリア警察の協力も得られるとの事。


国際機関(どこの組織を指しているかは不明)から事前にテロに関する警告が寄せられていたとの情報が流れています。
実際には4/4の時点で最初の警告を受け取っており、「Thowheed Jamath」と呼ばれる組織が実行することとイースターでの発生を警告されていた。
実行犯の名前を数名挙げて協調攻撃(同時多発攻撃)の可能性を伝えていた。
また事件の10分前にも警告が為されたそうです。
これに対して適切な対応を取らなかったと、国防省と警察が非難されている中、国防省は声明を発表しました。


・事前に情報を得ていたのは確か
・しかし、受け取った内容は不明確で、この規模の事件を示唆するものでは無かった
・警察の各部署とも情報を共有していた
・世界中のどの国でもテロが発生しない事を保障する事はできない


あんまり言い訳が上手い人では無いみたいですね。
さらなる批判が起こりそうです。


治安関係当局の中では情報共有はある程度されていたようですが、大統領府や観光局などには通知されず。
ターゲットが明確ではない段階で、どこまで情報共有すべきかという問題はあるなか、観光大臣は
「知っていれば各ホテルに通知したが、事前に情報が来る事は無かった」という、ある意味責任逃れの発言をしている。
また通知先に関して言えば、「元」大統領を警護する治安部には共有したが、首相府と大統領治安部には共有していなかったという、明らかな手落ち。


また実行犯に関する新情報として、今回の自爆テロ犯の一人が、数ヶ月前にマーワネッラで仏像の破損事件に関連して逮捕されたことがあったと報じています。
未だ関連性は明らかではないが、宗教的な対立がバックグラウンドにあることが示唆される。


また、今回の事件で亡くなられた方々の家族には10万ルピーの一時金を出すと政府が発表しました。
負傷者にも同様の一時金が支払われます。
亡くなった方には100万ルピーの保証金が支払われるとの事です。