スリランカ同時多発爆破事件 続報7

昨日に引き続き、悪い情勢が続いている感じですね。


まずは、昨日の記事にも追加で修正を入れましたが、CID(Criminal Investigation Department)が手配犯の写真に間違いがあったと発表。
写真の6人のうち、右下の女性の写真は別人で、イスラム教徒の女性活動家Amara Majeedさんとのこと。


359人から253人に亡くなった方々の人数を修正。
身体の一部などを重複してカウントしていた事によるミスを修正したとの事。


警察トップ辞任。


イスラム教の金曜礼拝を対象としたテロ計画の情報。
タウンホール近くに位置するモスクに警告が出され、警備が強化された。


スリランカの全ての家(住居)に対して、永住者のリストを作成すると大統領が発言。
っていうか、無かったの?


財務省はこの事件により、観光客が最大で30%程度まで低下するだろうと発表。
これにより15億ドルの機会損失が発生すると予想され、取り戻すのに2年以上の期間が掛かると発表。


シャングリラの爆破の威力増強に使われた金属部品が軍によって捨てられた使用済みの銃弾の薬莢だった事が判明。
(通常の手作り爆弾では、ダメージを最大化するためにボールベアリングとか釘なんかを使用)
使用済みの薬莢は通常の割り当てを逸脱して、大量に購入されていたとか。
これに関しては、薬莢である必要性はあまり無いので、偶然かなとは思います。


スレーブアイランドのモスクで40本以上の刀剣が押収された。
これは儀式用だった可能性もあると言われてますが、同時に軍服のレプリカ(もしくは横流し品)も見つかっているので、この主張は否定されるでしょうね。


デヒワラで自爆テロを実行した犯人は、オーストラリアに2009年から2013年に掛けて滞在し、技術系の大学院を終了。
この時期にISとの接点が生まれたとの疑惑があったらしく、オーストリア当局は調査を行なっていた。
しかし、ISとの結びつきを示す決定的な証拠は得られなかった。
そのためオーストラリア滞在中は、当局の監視下に置かれていたとのこ。
この情報を、スリランカ政府が事前に知っていたのかどうかを巡って議論になっています。
また、この自爆犯は当初、タージホテルを標的としていたとの事ですが、なんらかのトラブル(もしくは意図して)によって標的を変えたとされている。


外務省は、スリランカの危険情報を更新。
危険レベル2(不要不急の渡航は止めてください)に、危険レベルを引き上げた。


今夜も外出禁止令は22:00から翌朝04:00。


速報で書きましたが、20時ごろ、スリランカ東部のアンパーラ近郊カルムナイでSTF武装集団による銃撃戦が発生。
さらにカルムナイ近郊では爆発も確認されています。
これにより、東部エリアでは外出禁止令の発令が早められました。
ちなみに、これを書いている22:00過ぎ時点でも、銃撃戦は続いているとの事です。



同じくスリランカ東部のアンパーラ近郊でダイナマイト150本、ISのユニフォーム、大量の金属球、ドローンを押収。






事態がここまで来ると、収拾付かないね。
2009年からの短い春で、治安当局のオペレーション能力と意識は確実に低下してますな。