マフィアの実力

このコロナの状況でもマフィアは元気。
毎日とは言いませんが、毎週のようにヘロインやマリファナが押収されてます。


ここ一ヶ月ほどで大きなものをピックアップしてみても
8/31 ヘロイン290Kg+AK47 5丁
9/06 ヘロイン336Kg パキスタン
9/08 マリファナ38Kg
9/10 ヘロイン170Kg
本日 マリファナ91Kg


連日連夜。
8/31の押収はインドでの捕物ですが、逮捕された中にスリランカ人が含まれていたので記載しました。
同時に報じられている末端価格を参考に計算すると、スリランカではヘロインが1gあたりRs.10000(5500円)ぐらいで、マリファナが1gあたりRs.30(18円)ぐらいみたいですね。
国際的な比較で言えば安いんでしょうね。
ヘロインはパキスタンから、マリファナはインドのケラーラ州からと、産地から近いですし。
違法薬物なんかは国境を超えるたびに価格が跳ね上がりますし、島国で比較的密輸の容易なスリランカでは、お手頃な価格になるのかもですね。
調べたら、マリファナの産地ケラーラ州では、さらに安くてスリランカの3分の1ぐらいで手に入るとの事ですので、それなりに双方に旨味があるのでしょう。


で、上でピックアップしたニュースで言えば、一回の取り引きで末端価格にしてRs.30億とか少なくても何千マンとか。
ヘロインが卸値で幾らか知りませんし、こんなのは需要と供給だったり時代の流行りだったりで値段変動も大きいでしょう。
いずれにしろ一度に数億ルピーというレベルでの仕入れ。
そこはやはりドルやらユーロ、今なら暗号通貨なんかも使うのかも。
そして、一度の取引に組織の命運を掛けるほどの取引はリスクヘッジを考えるとあり得ない。
つまり、何回かの密輸で一度くらいの失敗をしても耐えられるぐらいには財務状況は良好な訳です。


スリランカ政府には、彼らの口座情報をなんとしても調べ上げて欲しいもんです。


それにしても、これだけ密輸しても捌けてしまうぐらいには常用者がスリランカに居て、さらにそれだけの経済規模が有るとすれば、お金持ちの多くが常用していると考えなければ計算が合わない気がします。