スリランカ同時多発爆破事件 続報8

引き続き、事件の続報。

昨日の銃撃戦で、子供6人を含む15人が死亡。
民家に侵入した自爆テロ犯によって、一家は巻き添えを食ったとのこと。
巻き添えになった一般人が何名なのかは、不明。
今朝になって、火傷を負ったが奇跡的に救出された子供の映像が、ニュースで一日中流れていました。


昨日辞任したと伝えられた警察トップは、辞任を保留している事が解かった。
スリランカ憲法では警察庁長官を罷免できるのは国会承認によってのみとの事。


11:00頃
ウェラワッタの駅近くで1キロのC-4爆薬を所持していたとして、三人の容疑者が逮捕された。
この逮捕劇。
逮捕したのは海軍の兵隊さん。
スリランカ三軍全てで今回の事態に対応してるようですね。
C-4爆薬というのは、いわゆるプラスティック爆弾。
火をつけても爆発せずに燃えるだけという、携帯性保管性に優れた軍用爆薬で、起爆するには雷管が必要。
逆に言うと、雷管が無ければただの固形燃料。
爆薬自体の入手経路と、雷管の有無が気になります。


アメリカ政府も、スリランカ渡航予定の人に、その是非を考え直すようにとの声明を出しました。


元大統領の弟であるGotabaya Rajapaksaが、次の大統領選挙に出馬する意向であると伝えられた。
元々は陸軍に所属する軍人であったが、退役後にアメリカに移住。
その後、兄が大統領選挙に出馬するタイミングで帰国し、選挙キャンペーンのお手伝い。
当選した兄によって国防大臣に任命された。
その任期の間に戦争が終結したわけだけれど、降伏したLTTEのメンバーを射殺するように命令したとか、不都合な証言をするなと将軍を脅したとか、戦時犯罪を追及されている人物でもあります。
あと、ジャーナリストの殺害指示疑惑、軍用品の横流し、ロサンゼルス領事館の私物化とかも。
そんなこんながありまして、内戦後の戦時犯罪を追及する世論から身をかわすためなのか、スリランカ軍の諜報部隊は解散させられました。
臭いものには蓋をするという感じ。
拷問とかもやってたらしいからね。
それを、今になって「あの諜報機関が存在していれば、今回の事件に対抗する準備も出来ていたはず」とか言ってます。
正直、大統領になるような人間性では無いというのが、私の考え。
戦争犯罪アメリカに逮捕されるかもしれないような人で良いの?


All Ceylon Jammiyathul Ulama (ACJU)の議長は、今年の一月には今回のテロに関与したThe National Thowheeth Jamaath (NTJ)の指導者の情報を国防長官に伝えたと声明を発表。
これが事実であれば、国防省は4月4日からさらに遡って1月の段階でテロに関する情報を受け取っていた事になる。


UNPに所属するコロンボ市議会議員が、昨日のスレーブアイランドでの刀剣押収に関連して逮捕された。
えーっと、UNP大丈夫?




今日に至って、スリランカに滞在する日本人の中にも、会社からの指示で緊急帰国をする人たちが出てきました。
私のところも現地の協力会社さんは一部稼動してますが、私は21日に一時帰国からスリランカに戻ってくるのを中止した職人さんたちが来ないため開店休業状態です。
外にも出れませんし、起きて御飯食べて筋トレしてネットしてギターの練習しての毎日です。
ちなみに今日の歩数は、21時現在で419歩。


5/4に職人さんたちの再赴任を考えていましたが、この感じだと再延期でしょうね。
私も様子を見つつ、行けるようならキャンディに帰ろうと思っています。