結納への不満

最近の日本では結納が簡素化されてきてると聴いたことがある。
本来は新郎側から新婦側へ贈り、両家の結びつきを確かなものにするという意味がある。


お隣の中国にも結納があって、最近では農村部でも300万円を超える結納金が必要らしい。
都市部ではもっと必要でしょう。
一人っ子政策の結果、人口動態が歪になってしまった結果、男が余ってるのが大きな原因でしょう。


多くの国に結納の制度があるようですが、南アジアでは女性側から男性側に贈ることがほとんど。
結納金が多ければ、良い相手が見つけられるとか。
お金で見つけられる「良い相手」ってなんですかね?
インドでは結納金が少ない事を理由に新婦を殺す事件も、結構な頻度で起きている。
スリランカではそこまでのことは無いけれど、色々と揉めてる話は聞く。


うちの親戚も揉めてるみたい。
詳しい話は長くなるので割愛しますが、まとめると「結納が少ない」と今更ながらに新郎側が文句を言っているようです。
追加で土地なり家なり現金なりを寄越せって事らしいけれど、新婦側がこれを拒否するのは難しいだろうな。
拒否して離婚の流れになった場合、スリランカの女性には再婚の目は無い。


日本みたいに「両家の結びつき」を意味する場合は、問題ない。
男性側が「生活力」を示すためにする贈り物も問題ない。
しかし、女性側からの「これでうちの娘と結婚してください」とお願いする意味合いの場合は、あきらかに問題。
今回のように「追加で払わなければ離婚する」と言われれば従うしかない。
まぁ「無い袖は振れない」のも事実ですけど。


逆にお金持ちの新婦側が多くの結納金を納めた場合、だらしない旦那に対して「このままでは離婚する。そして結納金は返してもらう」とプレッシャーを掛けるケースもあるにはあるんですけどね。


結局のところ、我が家にお金の無心をしてくるのは時間の問題。
もう既にお金を貸しているのですが、まぁ仕方ない。
そこの母親(私らからすると叔母)は、若い頃に未払いになった給料の代わりに貰った土地がある。
田舎の雑木林なので、買い手も付かない。
手を入れて誰かに貸すのも、彼らの経済状態では難しい。
ということで結構な広さの土地が無駄に所有されているので、それを担保にすればお金は貸せる。
まぁ金額によるけどね。