ファイナンス会社の受難

どこで見たか分かりませんが、スリランカ中央銀行が、ある通達を出すというニュースが有りました。


それは、ファイナンス会社の一人当たり最大持ち株比率を25%以下に維持しなさいというもの。
会社によってはオーナーが過半数を持っていたり関連企業が30%を超える大株主だったりするので、これは大きな問題。
仮に25%以下で維持することを意図して株を売りに出せば、株価の下落を招くだろうし、そうなれば貸し出し金額と資産のバランスが悪くなり、会社の財務状況が悪化する。


コーポレートガバナンスの健全化を目的にしているのでしょうが、本来は持ち株比率とは無関係とも言える。
大株主が寡占している状態でも健全な会社は健全。
なのでオーナー達も反対の意見書を出したそう。


あと、M&Aとかを考えている外国の投資機関も、最大で25%までしか買い占めできないなら、出資を手控える可能性が出てくる


現時点で、この条件を満たしているファイナンス会社は40数社の内、3社ほどだとか。
実現したら荒れますよ、これ。


条件を満たす為の一つの方策として、中央銀行は株式の上場を勧めている。
幸いにも、私が利用している会社は、全て上場済み。
ちなみに親会社が銀行とかで、その銀行自体が上場している場合は、この規定からは外されるとのこと。
銀行自体にガバナンスが効いているとの判断ですかね。


ドイツ銀行の破綻が間近だとか、いろいろと不穏な話は常にある。
私も不安なので資産を分散している。


スリランカルピーで持っているのが、資産の60%。それを三社に分けている。
円で30%。
ドルで10%。
ゴールドの積み立てもしてますし、現物でも持っている。
次に分散を狙うのなら土地でしょうか。


まぁ私の資産規模が小さいのが問題ですけど。