まずは下の画像を見て欲しい。
しこしこ自作しました。
ある家族の家系図を簡略化してまとめたものです。
クリックすればちょっと大きくなります。
赤く塗ってある1.4.5.で示してあるのが、大統領閣下ですね。
1.4.5.というのは、祖父であるDon.David氏を1として、その四番目の子供Alwin氏の五番目の子供という意味です。
青く塗ってあるのは政治家。
オレンジは、なんらかの組織の長。
1.3.、1.3.1、1.3.2.、1.4は故人ですね。
大統領閣下の従兄弟の子供であるところの1.3.2.1.はMinistry of Water Supplyの副大臣（Mahindaの時代）でした。
同じく1.3.2.2.は同じ時期、南部州の議員。
1.3.5.1.は大統領官邸の秘書。
1.3.5.2.はアメリカ大使。
1.3.5.3.はAirport and Aviation Services Limitedのチェアマン。
これは、スリランカ政府が筆頭株主の会社。
で、今度は大統領閣下の御兄弟。
1.4.1.は国会の議長とか大臣を歴任。
今回の内閣では、
・Mahaweli, Agriculture, Irrigation and Rural Developmentの大臣と
・Internal Trade, Food Security and Consumer Welfareの大臣を兼任。
1.4.3.は、言わずと知れた元大統領。
大臣やったり、総理大臣やったり、そして今も
・Finance, Economy and Policy Developmentと
・Buddhasasana, Culture and Religious Affairs、そして
・Urban Development, Water Supply and Housing Facilitiesの大臣。
さらには総理大臣もやります。
1.4.4.はかつて大臣職を経験。
大統領閣下御本人は飛ばして、1.4.6.。
Basilですね。
Mahindaの時代には財務大臣とかやってますね。
不正で叩かれたので、今回の内閣には入らないのかな？
1.4.7.は良く判りませんがアメリカ在住とか。
1.4.8.は港湾局のチェアマンとかやってましたけど、その他に「なんとかオーソリティー」とか「ナショナルなんとか」「セイロンなんとか」のチェアマンを歴任。
当たり前ですけど、政府の組織ばっかり。
1.4.9.は末の妹かな。
確か獣医さんか何かだったと思います。
で、息子・甥っ子の世代。
1.4.1.1.はプロビンスの議員。
1.4.1.2.は、高湾局秘書とかやって、なぜか即効で取締役とかに出世。
そのあとはSLTとかスリランカ航空の取締役。
1.4.2.1.はSky Networkという会社のCEO。
まともにビジネスしてるかと思いきや、これもSLTの傘下。
1.4.3.1.はNamal。
国会議員になったあとは、親の七光りで一国会議員の立場を超え、国家的セレモニーのホストを務めたりしました。
父親の失脚と公金横領で政治キャリアは終了。
1.4.3.2.は、あるテレビ局のオーナーだった（取得経緯は？）けれど、税金未納で潰れちゃいました。
1.4.3.3.は海軍の所属と同時に上のテレビ局のオーナーだったという、摩訶不思議な経歴。
1.4.4.1.は大統領のアドバイザー職。
この他、大統領閣下の母親の妹の子供にはロシアの大使になった人も。
Mahindaの奥さん側では、彼女のお兄さんがスリランカ航空とミヒンランカというLCCのチェアマン。
その息子が投資会社のCEOだったり。
弟はオーストリアの大使館職員。
こんな感じで、スリランカの富と権力を握る栄光の一族。
すごいですね！！
なんか、ホントにすごいですね！！
今後もまだ役職の無い若い世代が、どんどん上に上がってくるんでしょうね。
楽しみですね！！
