人権先進国(笑)

まだヨーロッパを始めとする西側先進国を『人権先進国』だと思っている人は、事実を知ってほしい。


確かに人権にうるさい人たちも多いし、立派な人たちも多いのは事実。
自国の人権問題に対して声を上げる事も多い。


ですが実情を見ると、ある種の選択と戦略があると気づく。


最近のスイス。
外国からやって来たホームレスが増えたことに対し、他のヨーロッパ諸国への片道切符を渡し、一定期間はスイスに戻らないという契約書にサインさせて追い出す政策が実施されている。
スイスはEU非加盟ですが、人の出入りを自由化するシェンゲン協定には調印しているので、そもそも国際協定違反。
イギリスも同じことをやってましたが、EUに加盟していた当時ですらシェンゲン協定には調印してないので、ある意味では主権の範囲内とも言える。


イギリス。
数年前からゼロアワー労働という就労形態を採用しているが、これは雇用では無く個人事業主としての契約。
全て歩合に対する支払いで、雇用関係がないので労働基準法で定める最低賃金も適用されず、労災も無い。
この就労形態は今ではウーバーイーツなども採用しており、世界中に普及した。


ヨーロッパ各国
EU圏内の国籍を所有していない移民労働者に対しては、出生国の最低賃金を用いて支払いするケースもある。


これって根強い差別意識から来てるものが殆ど。
フランスなんて差別が酷いって有名だしね。
つまり自国の利益優先、自分優先です。
フランスは個人の人権にはウルサイ。
国家権力は可能な限り個人の自由を侵害しないようにするべきという意識。
なので国は助けません。
自分でなんとかするべきという徹底した個人主義
逆に気持ち良いですね。


人の国に口出ししてくるアメリカさんも、見てくださいよ実情を。
黒人差別、アジア人差別、ヒスパニック差別。
彼らはWASPの意識をまだ引きずってる。
KKKとかね。
そんなアメリカさんやヨーロッパさん、スリランカ内戦時に起きた人権問題をとやかく言うの恥ずかしくないんかね?
民衆レベルでの差別と、国として法的立場における差別は別としてもさ。
まぁ実際には、自浄作用の無いスリランカには必要な措置だったと思うけど、厚顔無恥というか面の皮が厚いというか。


フランスで素晴らしい腕を誇った日本人料理人が、去年亡くなった。
根拠のない誹謗中傷から鬱になり自殺。
同じくフランスで高品質なワインを作っていた日本人醸造家が国外退去命令を出された。
後に滞在延長を許可されたが、自国の誇る文化であるワインにおいて外国人が讃えられることへの拒絶反応として理解されている。
大相撲の横綱に外国出身の力士が成れなかった時代を思い出す。
曙が初の外国出身力士として横綱になったのは1993年です。
ただ横綱には国籍条項は無いとの判断に至りましたが、親方になるには日本人である必要がある。
これを差別として取り上げるべきなのかどうか。
国籍条項は未だに多くの場所に存在する。
公務員を始めとする公権力を行使する職業ではそうだし、放送局や航空会社の持株比率だって同じこと。
男女の区別に於いても、土俵に女性は上がれないとか、天皇として即位するのは男系男子とか。
そうゆうのに対して文句言う人って、その存在自体が好きな人では無いよね?
例えば、相撲が好きな女性が居るとして、その人が相撲に関わりたいと思って相撲協会に入ります。
恐らくその人は『土俵に女性は上がれない』という事も含めて好きなんだと思うけど。


明らかな人権問題と、人種差別や男女差別を混同しないように注意しないと、なんか変な事になる。


人種による差は、遺伝的形質の差。
これによる優性劣性。
これ自体を『無い』とするなら、現代の科学を全否定する事と同じ。
違いは有る。
ですが、それが差別に繋がるような時代では無いと理解するべき。
男女差も同じ。
形態的違いは有る。
その上で、全て同じようにするのは無理があるけれど性差をお互いに尊重するべき。
人権問題に国家や国籍が絡む場合は、国籍条項が採用されている理由を考慮すべきで、その上で議論する必要がある。
生活保護だって本来は国籍条項があるのに、人道的見地から外国籍の方達にも支給されている実績がある。
天皇制に関しては、たかだか数十年の歴史しかない男女同権の問題と、2000年間不変のしきたりを混同してはならない。
女系を受け入れた瞬間に、元に戻れなくなるのですから、現代の感覚を持ち込むべきではない。
現代って今ですから。
将来の事を考慮してないのは、いかにも浅薄。