06/24(木曜日)
スリランカは仏教が当地に伝来した事を祝うポソンポヤでした。
その特別なポヤに、特別大統領恩赦で死刑囚が釈放された。
釈放されたのはDuminda Silva元国会議員。
同じく元国会議員だった被害者を殺害した罪で死刑判決が出ていた。
事件は2011年に起きたが、刑の確定は2016年。
この加害者は現大統領(当時は国防大臣)の右腕と言われていたが、逮捕そして死刑の確定によって「スリランカにも司法の独立が戻ってきた」と市民に支持歓迎された。
被害者の娘も「新しい大統領がいた事でのみ可能になった判決だ」と感謝を述べていた。
あ、ちなみに判決当時はシリセーナ前大統領の時代です。
その後、2018年に上告するのですが判決は覆らず、そのまま刑が確定。
まだシリセーナ前大統領の時代です。
スリランカは死刑判決は在っても執行はされないというモラトリアムな状態でしたので(後に死刑執行官の募集などもしましたが執行は一件もされていない)、長期間に亘る収監に置き換わると世間は思っていた。
それが事件から10年、刑の確定からわずか5年で釈放。
今、大統領ってだれでしたっけ?
司法の独立性は何処に?
ラージャパクサ王国の真骨頂。