UNP躍進

2010年の前回は
UNP 60
UPFA 144
ITAK 14
その他 7

だった議席数が、今回は
UNP 106
UPFA 95
ITAK 16
JVP 6
SLMC 1
EPDP 1
となり、UNPが第一党となりました。



UNPは首相のウィクラマシンハが党首を務める。

UPFAの代表はシリセナ大統領。ここが複雑になる部分。
ラージャパクサ前大統領(MR)もこの政党連合から擁立されて大統領になった。
シリセナ大統領(MS)は離反して大統領になったけれど、今は出戻って代表を務める。
しかし、今回の議員選挙ではMRを擁立して第一党を狙い、MRを首相にしようとしていた。
MSはそれには反対したが、連合の意向としてはそうゆうこと。
つまりMSは自身の連合とは乖離しており、UNPと歩調を合わせているということだ。

ITAKはIllankai Tamil Arasu Kachchiと記されていて、ようは
スリランカ少数派のタミルの代弁者を自負する政党だ。
ワウニアから北の二地区とバティカロアで第一党になった。

JVPはマルクス・レーニン主義の政党。

SLMCはムスリム政党。

EPDPもタミル政党ですがUPFAの連合に入っていたと思います。


ということでどのように連立を組んでいくのか分かりませんが、今後に期待です。
大統領が
「One of the most peaceful, free and fair elections in the history of Sri Lanka」
と言っていたのが印象的です。
確かに目に余る選挙違反は行われず、選挙前には諸々な事件がありましたが、
投票日と開票日はまったく問題なしでした。
正直、拍子抜けするぐらい。


キャンディでの第一席は知り合いの親戚なので、今後色々と安心です。