パンが残ってたので

昨日買ったパン。
恐らくは日本人がイメージしているパンではない。


シンハラ語でthati paanというのかな?
個人的にはあんまり聞いたことがない気はするけど。
英語で言えばRoast BreadとかFlat Breadですかね?
f:id:monito:20211114220858j:plain
こうゆう奴です。
日本人の感覚からすると立ち位置が微妙なパンなのですが、これはコレでスリランカの食文化には必要なのです。
というか、これじゃないと駄目なのよね。


これと似たものにバーガパーンというものが在ります。
これは食パンを半分で作ったサイズと考えて下さい。
基本は食パンですが、個人で食べ切ることの出来るサイズになっているもの。
「バーガ」というのは「半分」という意味なのですが、そこからも伺えるようにサイズを話題の中心にしてます(恐らくね)。


thati paanというのは形の話をしてますね。
薄っぺらいとかお皿のようとか。
で、やっぱり体積に比べて表面積が大きいので、フワフワっていう質感では無いんですよ。
火の通りが強いからでしょうね、ホントに固いんです。


そのまま食べるにはキツイけど、これを「ホディ」に漬けて食べると、まぁ美味しい。
「ホディ」っていうのは「汁」ですね。
固いパンがしっかりとホディを吸ってくれて、凄く良い。
料理の名前としては「材料の名前+ホディ」で「○○汁」的なことです。
日本語の感覚と同じですね。
レンズ豆、つまり「パリップ」で作った汁物なら「パリップホディ」とか、ジャガイモで作った「アラホディ」、トマトを入れて作れば「タッカーリホディ」だし。


まぁ、昨日はジャガイモの「アラホディ」と一緒に、このパンを頂きました。
少し残ったので、そのパンを流用してオニオングラタンスープを作ったっていう話をしたかったのですが、前置きが長すぎましたね。
すんません。
ホディ同様、オニオンスープを固いパンが吸ってくれて最高。
密度の粗さもバゲットに似てるし、そこも美味しい理由かも。