8月の頭に訪れたサッカラピラミッド。
職場の方が週末に行きますけど一緒にどうですか?と誘ってくれました。
このところ、ずっと気分が落ちていたので誘われた時には気分が乗らなくて保留にしていたのですが、無理矢理にでも何か行動を起こしたほうが好転するという思いもあって、お誘いを受けた。
今日までに気分もかなり改善したし、前回は下調べ不足で見逃したものも多くあった。
階段ピラミッドだけではなく近くの屈折ピラミッドにも行ければ行くということでしたし、妻が来たときのために実地での勉強が出来ると思うと「お誘いを断らないで良かったかも」と思えた。
7時半に上司とホテルを出て、途中で発案者の方を車で拾いつつサッカラに。
朝早いので三十分ほどで到着。
前回一人で来たときには何も分からず「エリア入場券」を購入した。
ですが、これだとピラミッド内部や墳墓内には入れない。
なので480ポンドのInclusiveというチケットを購入した。
ネタバレすると、これも全ての追加有料エリアに入れるわけでは無かった。
メインのジョセル王のピラミッド(階段ピラミッド)内部は追加のチケットが要るようだ(不明)。
この料金体系は駄目ですね。
ただ、今日に限ってはこの追加チケットを買ったとしても、カギを持つ人が不在だったので入れたかどうかは不明。
ま、まだそんな事は知らない我々。
一般的な順路で突き進む。
朝早いので一番乗り。
誰も居ないピラミッドエリアは最高。
写真を撮ったときには2番乗りのツーリストともの売りのオジサンが居ますが。
これは左からジョセル、ウセルカフ、そしてテティのピラミッド。
もう一個左にウナス王のピラミッドもあるけど、全部一緒には入れられ無かった。
写真の入り口から中に入り柱廊を抜けて階段ピラミッドの南側に出る。
この瞬間は、やはり心を動かされる。
階段ピラミッドには向かわずウナス王のピラミッドに。
ここの玄室にはInclusiveチケットで入れる。
数年前から一般開放されていて、それまでは20年ほど入ることが出来なかった場所。
人類最古の葬祭文書と言われるピラミッド・テキストが玄室にびっしりと彫り込まれ、天井には星、アラバスターで飾られた壁、玄武岩で作られた棺。
どれも圧巻。
ですが一番の感動はクフ王のものだと言われる浮き彫り。
玄室の電灯を消して横から光を当てると浮き上がる。
近年になって発見されたものらしいですが、なぜこれがクフ王のものだと解るかというと、名前が掘ってあるそう。
そしてなぜここに?という疑問はこのピラミッドを作ったときにクフ王のピラミッドから持ってきて再利用したからだとか。
結構、こうゆうことはあるらしく、このウナス王のピラミッドも一見すると崩れた小山のように見える。
これは別のピラミッドを作る際に建材として利用されたから。
そしてこのピラミッドも再建されているが、それですら数千年前の話で、そこからさらに崩れたりしてる。
ちなみに普通にライトを当ててると気づかない。
そこから古王国時代の墓や新王国時代の墓を見て、セラフィウムと呼ばれる坑道型の墳墓に。
ここも凄い。
一番乗りだったので、真っ暗な状態から照明を付けてもらったので、余計に驚きがあった。
その後、監督官テイの墓やテティ王のピラミッドも廻りここは終了。
先にも書きましたがジョセル王のピラミッド内部には入れず。
このあと屈折ピラミッド方面に移動します。