設宴2

昨日の続き。
文章多かったので、2日に分けました。


全ての料理を出し終えた後、
公邸料理人のY氏がビールを出してくれた。
一生懸命働いたあとのビールは旨い。
ここでも、ランカ学生は一本をこっそりポケットに入れて
持ち帰りしました。
大使公邸からビールを盗む学生。
終わってます。


その後、大使自ら厨房にお越しになり、
お茶でも飲みましょうとお声を掛けてくださった。


まだ設宴の場に残っていらした日本人参加者を交え、
ちょっとした意見交換。


その場でひどく納得させられたのは、
『技術も大事だがサービスの心を育てないと意味が無い』
という、大使のお言葉。
まさに仰るとおり。
スリランカ人のサービスは全て自分の都合。
お客様の都合など完全無視。
一流ホテルでも、ムカムカすること必至。
もう少し、時間が必要です。


労いのお言葉を頂いたあと、厨房に戻ると、
件のランカ学生が雑談していた。
学生1「今までは昆布やカツオ節といった材料を見たことが無かった」
学生2「そうだね」
学生1「今日色々と知れたから、レシピさえあればもう日本食作れるね」
学生2「うん、明日レシピ本買おう」
俺「・・・。」


この浅はかさがランカのクオリティーです。


ホステルに帰ってきて自動車整備の隊員と少し話した。
内容はランカ学生の実態なのだが、
そこで出た結論。
『道具を大事に扱えない奴に技術職は無理』


自動車整備でも同じ悩みを抱えているようだ。


ということで、簡単ではありますが報告終わり。


今回は貴重な経験をさせて頂きました。
この機会を与えて頂いた関係者の皆様には、
この場を借りて御礼申し上げます。