食い違い

ちょっと用事があって、前の職場に行ってきた。
一ヶ月ほど前にも行ったので、それほどの変化はない。


と思っていたが、
同僚が結婚していた。
アセーラというハゲ散らかした40絡みの味のある男だ。
どうも、他の同僚たちにはキチンと報告していないらしく、
しかし、同僚はウワサ話で事情を知っている、という状況。


「あいつは何で俺達に報告しないんだ!?」


と言って、同僚たちは拗ねていた。
コレで済めば可愛いもんだが、なんだかギスギスしてて・・・ハァ。


気持ちを切り替えて、帰り際に別の同僚の家を尋ねる。
ラールという面倒見の良い男。
熱心な仏教徒で宗教的なお説教が多いのが玉にキズだが、
悪い男ではない。


その家の前で、サマンという別の知り合いとも遭遇。
スリーウィルのドライバーで、ラールとは親戚。


ついでに言うと、その二人とうちの奥さんも遠い親戚なので、
まぁ、仲良くさせてもらっている。


という事で、当たり前のように飲みに行く事になり、
ピリマタラーワの町へ。
例によってラールのお説教が始まる。
サマンはバカで素朴な男。
良く言えば、無邪気で純粋。
ラールのお説教に、素朴な質問で返す。
それがまた、いいポイントを突いていて、
「インテリ気取りの田舎紳士VS直感に優れた無教養の男」
といった風情で、なかなか見ものだった。


久しぶりに楽しく飲んで、ちょっと飲み過ぎた。