高速道路に挑戦

コロンボを経由してジャエラに行くというキング夫妻。


帰国してからの二年ほどで軟弱になったようで、
「ランカのバスとかシンドイ」なんて言ってやがる。
さらには
「バンをチャーターしてコロンボまで行くけど、一緒に行こうよ。
 俺らは最初からそのつもりだったし、お金とかイイからさぁ」
なんてブルジョワ発言をしやがったので
「お願いします」
と、電話越しに腰を90度曲げて即答してやった。


そんなプチブル野郎のチャーターした車で高速をぶっ飛ばす。


日本の支援で作ったやつだ。


車が全然走ってなくて、快適そのもの。
途中のサービスエリアも小奇麗で、新東名を走っているのか?と錯覚するほど。


早く国土全体をくまなく高速が覆う日が来て欲しいものだ。
心の底から、そう思った。


コロンボについて、見当を付けていたホテルを訪れるが、
「オッコマ フル(全部イッパイ)」とシンハラと英語のミックスで
簡単にあしらわれる。
ウナワトゥナのビーチとは雲泥の差ではあるが、
ビーチサイドのホテルを新たに見つけて、ここでキングとはお別れ。
彼らは買い物してからジャエラに向かう。
我々は明日の朝、イミグレでビザの更新。


そこで奥さんが一言。
「一回キャンディに帰っても良いんじゃない?」


それは俺も思った。
だって、新婚旅行の続きが、連れ込み宿みたいなホテルじゃ
興醒めもいいトコだし、
第一、4500ルピーもビザ更新のための宿泊に払いたくない!!
せっかくレジデンスビザが無料で手に入るのに、
そんな馬鹿な話は無い。
キャンディまで一往復半しても、ノーマルバスなら2人で800ルピーしない。
コロンボで観光って事も無いから、ホテルで寝るだけなら、
バスで寝ても同じ。
だったら浮いたお金で美味しいご飯!!
うん、絶対コッチだな。


ということで、せっかく探しだしたホテルを後にして、
一路キャンディを目指す。
結局家に着いたのは21時過ぎ。


明日は朝イチでコロンボに蜻蛉帰りです。
おやすみ。