ビザゲット

のはずが、そう簡単には行かない。


朝イチに出る予定が、雨と疲労を理由に遅くなった。
ダルい身体に鞭を打って、8時発のバスに乗り込む。


イミグレのオフィスに着いたのは12時過ぎ。
例によって受付のババァお姉さまに、書類を貰うのだが、
このお姉様が本当に忙しそうにするのが上手で、
なかなか相手をしてくれない。
「レジデンスビザの書類ちょうだい」
と言っても、軽く無視&電話に怒鳴り散らすというTHE LANKAスタイル。
二分ほどの我慢の末に手渡された書類はビジットビザ用の書類。
ふぅ〜、やれやれだぜ。


そんな不毛な戦いを終え、三番のブースに並ぶ。
以前のビザ更新に関するショートストーリーを覚えていらっしゃるでしょうか?
間抜けにも不法滞在になってしまった自分を助けてくれた神のブースです。
我々の順番がやって来ると、神は
「椅子に座って待っていてくれ、一分で戻る。
 今回はビザが切れる前に来たんだな?
 偉いぞぉ、はっはっはっ」
と、指を一本立てて見せることで、語らずに我々に伝えた。
さすが神。


きっちり一分で戻ってきた神に対して、
「あけましておめでとうございます」
と挨拶し、席につく。
「年が変わって、配置転換で人が大勢替わって、仕事にならない」
と愚痴をこぼす神。
「色々確認するにも時間が掛かるから、また来週来てくれないか?」
と神。


「神がそう仰るなら来週来ますです、ゲヘヘ」
と下品に答えようと思った矢先、
「ビザは一年出すから。火曜日に来れる?」
と、嬉しいお言葉。


前回の帰り際に「次回は半年分のビザが出せると思うよ」と
口にされていた神。
本来なら二年更新のビザなのですが、
最初は3ヶ月、次に半年、そして一年と徐々に伸ばすのが本筋だとか。
信用の問題ですね。
コネがあったり、なんかのタイミングが良かったりすると
いきなり一年とか二年のビザが手に入ることも有るらしいですが、
一市民の我々には、あまり関係ない。


と言うことで、また来週来ますです、グヘヘ。
パスポートを預けなければならないのは、ちょっと怖いですが、
今度は奥さんと来る必要は無いとのことで、
忙しい奥さんにとってはありがたいです。


イミグレを出た我々はBreadTalkで遅めのランチ。
2人で4種類のパンを半分半分にして、全部味見。
どれも旨い。
お義母さんへのお土産に、チョコ系のパンを2つ買って帰宅。


ゴール・ウナワトゥナ旅行のお土産は昨日渡した。
そして昨日の今日で、もう一度お土産。


これで暫くは機嫌が良いことだろう、グヘヘ。