初トリンコ

2009年からスリランカに居ますが、トリンコマリーには初上陸でした。キリノッチからの日帰り出張。港の視察です。最初に目をつけた港は、Ministry of Difenceに許可証を事前申請しなければ外国人は入れませんと言われた。なのでPrima社やIOC、Tokyo Cement などの港を遠くから眺めつつ、別のコンテナヤードを探すことにした。
しかしどこにもない。
仕方ないので遠景で写真の撮れるところを探して、港を挟んだ反対側の岬に廻るのですが、行く先全ての岬がNavyやポートオーソリティの敷地で、中に入れない。最後に行った場所では若い軍人さんがのんびりしてたので、世間話をしつつ様子を伺ったら
「上官に聞いてみるから待ってて」と言ってくれた。
待つこと10分。なかに入れました。基地ではなく、アンテナが立つサイトを守備している場所。写真はダメだけど、中から見るなら良いよとのお言葉。
私はその言いつけを守りましたが、同行した日本人専門家は写真とってました。言葉が分からないという振りで、不利な状況を回避。素晴らしい。


そして最後にもう一度ポートオーソリティに行き、守衛さんからの聞き取りだけでもと思ったら、そこでも上司に聞いてくれることに。結果、そこのトップと話が出来ました。


世界有数の天然良港として知られるトリンコマリーですが、開発は遅れ、このポートオーソリティが管理する港では年間に24隻しか使われてないんだと。しかもコンテナ船は利用できず、専らパレット。もったいない。
港にそぐわない、のんびりとした空気感は、入港船の少なさに起因しているのでしょう。


最終的にはここの港をプロジェクトで利用することは難しいという判断になりましたが、「使えない」という情報が得られただけでも大きな収穫です。