たまには誘いに乗るのも良い

所用でニゴンボに。


朝3時半のバスでコロンボに行き、朝食をとってから再度バスでニゴンボ。
8時には着いてました。
待ち合わせが10時半だったので、物凄く手持ち無沙汰。


幹線道路沿いのお店では、のんびりする雰囲気もなく、居心地が悪い。
開店時間10時のKFC前で、日陰に入って携帯をいじる。
キャンディと違って、朝8時でも日陰に居ないと耐え難い暑さなのです。


携帯をネットにつなげて暇つぶしをしていると、スリーウィーラーのおっちゃんが手招きしてワタシを呼ぶ。
普段なら完全無視を決め込むところですが、コチラは暇を持て余す身。
誘いに乗ってみた。


「どこに行くんだ?」
   「いや、どこにも行かないよ。知り合いとココで待ち合わせなんだ」
「えっ!!シンハラ語上手いねぇ!!」
   「もう6年ぐらい住んでるからね」


こんな感じで、暇つぶしスタート。


どこに住んでるんだ?
仕事は何をしている?
日本人か?
日本のどこだ?
スリランカは好きか?
結婚してるか?
子供はいるか?
どうやってシンハラ語を覚えたんだ?


こういった定番の質問。


30分位話してたかな?


コチラからも質問してみることにした。


   「最近、みんな車とかバイクとか持ってるでしょ?
    ハイヤーの仕事とか減ってない?大丈夫?」
「まぁ、そうだね。前より少し減ってるかもね。
 でもスリランカ人は歩くの嫌いだし、それなりにお客さんは居るよ」
   「そうだよね、キャンディと比べて暑いし、歩きたくないよなぁ」
「そうそう。それに、俺の場合は自分のウィールだし、一日500ルピーぐらい稼げば、
 家族で生活できるから、問題ないよ」
   



スリランカで手っ取り早く仕事を始めるにはウィーラーの運転手というのは、まぁメジャーなほう。
スリーウィールの持ち主とかリース会社とかから、一日単位で借りられる。
借りてしまえば、その瞬間から仕事スタートだ。


料金は500ルピーぐらいから900ルピーぐらいまで。
年式やメーカーで色々だ。
500ルピーと燃料代を支払ってしまえば、あとは稼いだだけ自分のお金になる。


ただ、スキルアップとかステップアップの出来る仕事では無いので、若者があまり長く続けると、他の仕事をするのが難しくなるという弊害も有る。
そりゃ、しっかりした奴も居て、ウィーラーから始めてお金貯めて、車買ってウィーラーからタクシードライバーに成った人も居る。
それでも、多くの収入は望めない。
月に25000ルピーがいいトコ。


手に職のない若者が生きていくのは、どこの国でも大変なことです。