瓢箪から駒に代わる、新格言誕生

シャツにアイロンを掛けたり、革靴を磨いたりするのは嫌いじゃない。
どちらもヨレヨレしたものがピシっとなって気持ちがいい。


結婚して以来、そのどちらも奥さんがやってくれるのですが、嬉しいような物足りないような。
水道の工事をしたことで、家から道路までの通路がドロドロで、出勤するにも一苦労。
見かねた奥さんは
「道路まで靴をもって一緒に上がるから、そこで履き替えたら?」
と提案してくれた。
泥まみれの靴で出勤するのも嫌なので、お言葉に甘える。


道路まで一緒に上がってきた奥さんから靴を受け取り、履き替えようとした瞬間。
中から出てきたのは握りこぶしより一回り小さいぐらいのカエル。


奥さんと思わず目を合わせて、笑ってしまった。


しかし、カエルだから良いようなもののサソリとかだったら・・・。
実際、グァテマラ時代に知り合いが靴を履こうとしてサソリに刺されたと聞いた。
致死性の毒を持たない種類だったので、激痛だけで済んだようですが。




さて、2016年予算についても少し触れたい。


個人的に気になるのは、
・太陽エネルギーに対する助成金
・起業後五年間の法人税50%免除
週五日制導入
このあたり。


太陽エネルギーに対する助成は素晴らしい。
スリランカは水力の利用が50%近く、これはこれで良いのですが、雨季と乾季との降水量の差が問題になってくる。
そこで水力発電量が減少する乾季にサポートできる太陽光発電は導入する価値が高い。
電力需要がまだまだ増加するであろうスリランカなので、未利用のエネルギー源を活用した発電方法を助成するのは理にかなっている。
問題は、系統接続。
発電量の変動が頻繁且つ大きい太陽光発電は系統接続や補助電源の確保が重要。
このあたり、日本でも問題になっているので詳しい情報はあちこちで入手できます。
なので、ここでは割愛。
ただ、気になったのはプリウスなどのハイブリッドやリーフなどのゼロ・エミッションに対して税金を増やしたこと。
なんかチグハグな感じがします。


起業後五年間の法人税50%免除。
これは自分の会社に適用されるのであれば単純にありがたいのだけれど、起業してすぐに黒字化出来る会社がどれぐらいあるのかという問題もある。
もうひとつの週五日制の導入や賃金アップとも相まって、企業側の負担は増大する一方だからだ。
資本家と労働者の格差が大きいスリランカでは、企業に負担を求めるというのは理解できる。
代わりに法人税で中小企業と大企業で格差をつけたりしていて、まぁそれなりに上手くやっている感じもある。
週五日制ワークシェアの考え方も普及するだろうし、少額でも自分自身で稼いだ収入があるというのは弱者救済(被扶養者の経済的自立)の観点からも評価できると思う。


また次回。