スリランカ観光事情

アメリカの旅行情報専門雑誌「Condé Nast Traveller」によって、2016年にオススメする旅行先としてスリランカが2位にランクされた。


曰く「affordable, uncrowded and relatively unexplored」だと。
「お手頃で、混雑もなく、比較的まだ穴場」という感じでしょうか。
豪華なホテル群も整備が進行中で、ゴージャスで新しい体験ができると。
それでも不十分なら、時間を超えた遺跡とサーファーたちに変わらずに打ち寄せる波が手招きしている、と。


個人的には、スリランカという国はショートトリップには不向きだと感じている。
少なくとも一ヶ月ぐらいのんびり滞在して貰えると、スリランカの魅力を伝えやすい。
ただ皆が皆そんな長期休暇を取得するのは難しいので、そうであれば偏った体験であったとしても、豪華なホテルで日頃のストレスを発散するというのも、良い選択だと思う。


2015年の1月から11月までで160万人がスリランカを訪れて、25億ドルの消費をしたということで、今年は220万人で27億ドルの消費行動を目標にしているらしい。
一人の一日あたり消費額は200ドルが目標とのこと。
計算すると平均滞在日数は約一週間になる。
一週間、毎日200ドルはなかなか使えないよ。
滞在期間中に1400ドルでしょ?
日本の場合、比較的短期で買い物を目的に訪日する中国人韓国人が多い。
ようはお金を使いに来てるわけだけれど、それでも滞在期間中の支出平均は151174円(平成26年国交省の年次報告書より)。
ドルに直せば1260ドルぐらい。


意外と単価高いな、スリランカ




日本の皆さんも、これぐらいバンバンお金使って、スリランカ経済に貢献してくれると嬉しいです。





さて、多少繋がりのある話として、スリランカ国防省の発表によりますと、少なくても36人のスリランカ人がシリアへ渡航し、そのうちの何人かはISISへの参加を目的としていると明かしました。
彼らの渡航目的は「巡礼」と書かれていたらしいのですが、それは信じるに足りないとのことです。
オバマさんも年次初頭のスピーチでISISへの継続的な対抗措置を非常に重視すると語っていた。
昨日も、二円近く円高になった。
世界的な治安悪化を予測して安全通貨の円に資金が流れた結果では、という人も居る。


スリランカも、これ以上物価が上がるようだと観光客減→経済情勢悪化→政情不安→国外退去なんてことに成りかねない。
せっかく二年のビザを貰ったので、安全安心安穏で生きていきたいものです。