嫌いじゃないよ

いやぁ、ホントに書くこと無いなぁ。
何も思いつかないわ。


こう云うときはニュースを見て、感想を述べるに限る。
『現代の歪んだ社会を斬る』的な事です。


とりあえず気になったのはピーター・バラカンがBABYMETALに対して『まがい物』とか『世も末』と言ったことに関して。
まず、ピーター・バラカンって誰だ?
そう思って、写真を確認すると、「うん、見たこと有るな」ぐらい。


まず、私はBABYMETAL嫌いじゃない。
というか、『こうゆうのも有りだね』ぐらいのスタンスでした。
これほど名前が知られるようになる前に、YOUTUBEで動画を見た事がある程度です。
なのでファンでも無ければ否定派でもない。


純粋に「神バンド」の演奏は素晴らしいし、パフォーマンスとして見ていて楽しい。
ただ、正直なところアルバム買いますか?と聞かれたら『買わない』。


寄せ集めて出来上がったモノであって、透けて見えてくる背景がすべて作り物。
神バンドのメンバーにしたって、同じレベルの人であれば別のメンバーでも良いわけで、三人の少女にしても彼女らである必然性が感じられない。
欧米ではバンドのメンバーが交代しながら長年続いていくことも珍しくないけれど、それで雰囲気が全く変わってしまって、離脱するファンが居たり、新しいファンが出来たりして世代交代していく。
入れ替わりは音楽性の不一致とか、メンバーの死亡とかを理由としているわけだ。
メンバーが変わってもバンドとしてのコンセプトを維持していくために多大な労力を注いでいる。


神バンドのメンバーとか事務所が集めたんでしょ?
コンセプトの一つである「キツネ様からの指令」とか、本気で信じてるメンバー居ないでしょ?
それもひっくるめてプロレスをやれば良いというのは分かっている。
こうゆう企画物ですよという前提で楽しむべきであって、「アイドルがやってるのに意外と本格的じゃん!!」の世界。


なのでピーター・バラカンの言ってることは的外れ。
そもそもヘビメタ側から見るべきではない。
新しくニッチなジャンルを作ったと考えるべきで、そのジャンルに既存のヘビメタファンが少なからず取り込まれたってことでしょ?


例えるなら、今までの正統派ヘビメタバンドは、仏教に生涯を捧げた、スリランカ的な上座部仏教のお坊さん。
BABYMETALは、家がお寺だという理由で後を継いだ、日本的な職業坊主。


わかる?
本気度というか熱量が違うんだよね。


却って分かりづらいか?