荷物の受け取り

以前の仕事でご一緒した日本人専門家。


彼がスリランカの政府組織に私物を寄付すると言って、何故か私宛に荷物を送ってきた。
私を経由して寄付してくれと。
手間賃は振込済みなのでとかなんとか。


直接相手側に送りつけしまうと通関などの手間が発生するので、その業務を私に委託するということのようです。


船荷証券を見ると、私の会社名と個人名が表記されている。
船会社からの連絡があったのですが、まずは社印を持ってデリバリーオーダーの料金を払う必要があるとか。
13000ルピーほどです。


支払いに行くと、これを持って税関に行って下さい。
あとは向こうで指示してくれますから、と。


税関に行ってオフィサーに指示を仰ぐと、これは書類の記入とか専門業者に頼まなければいけません、と。
付き合いのある業者は居ますか、と。
いやいや、仕事で輸出入する訳じゃないから、そんな付き合いありませんよ。
「でも、会社の名前で送りつけられているので会社のTax番号とか必要ですよ」
えっ!?


なに、その面倒な手続き。
DHLとか国際郵便を受け取る感覚で居たんですけど。


業者と付き合いが無いと伝えると、そのオフィサーが知り合いの業者まで連れて行ってくれると。
有難いです。
で、その業者さんも本当に親切だった。


「正規の手続きとしてはTAX番号とか納税業者登録書が必要ですが、今から準備すると何週間も掛かる」
それは困るな。
荷物の預け料も嵩んでいくし。
「でしたら、今日はもう遅いので、明日税関のディレクターに説明してみましょう」


いろいろ面倒な作業なのに、税関職員が連れてきた人ということで、無料でお手伝いしますと言ってくれた。


また明日来ます。