シリシリバッグ禁止措置・続報

先日お知らせしたポリティーンバッグの禁止に関して。


事前にポロポロと情報が小出しにされていたのは事実ですが、製造関連企業や販売者の反発があったようで、「2018年の1月までは寛大な措置をとる」と言う主旨の発言を政府が出した。


今回のスリランカにおける禁止措置に先立って、インドでは2016年7月1日からレジ袋の使用を禁止している。
インドでは厚さ50マイクロメーター以下のプラスティック袋を使い捨てと規定して、販売・無償提供を問わず、使用が禁止された。


インドやヨーロッパで同じような法整備が行われた背景は、環境への負荷低減で、スリランカの場合と同じ。
バイオマス由来で生分解可能な製品への転換を進めていくのが狙い。
インドやヨーロッパは、良いよ。
プラスティック製品の製造販売禁止によって割りを食った分野や企業が、バイオマス関連商品の開発に着手したり代わりの企業が力をつけていくようになることが期待できるから。
それによって、今回の措置で失業した人たちの受け皿が出来上がる。


スリランカでそれが出来るのか?


新しい商品の開発・販売が進むというよりは、昔の商品に戻るって感じかな。
オイルペーパー製の紙袋、布製の買い物袋。
あとは使い終わったノートとか教科書、ミスコピーの用紙なんかで作った紙袋ね。


斜陽産業だった分野が復活することで少しは雇用吸収できるにしても、企業の従業員としての働き口ではない。


悪いことではないんだけど、進め方?
そこが国情に沿っているのかどうか、真剣に議論されたのか疑問です。