スリランカで使用されている調理用の油はココナッツオイル。
我が家ではサンフラワーオイルです。
油は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられる。
見た目でだいたい分類できます。
飽和脂肪酸は常温で個体。
不飽和脂肪酸は常温で液体です。
ココナッツオイルは飽和脂肪酸ですが、中鎖脂肪酸という分子の短いものを(動物性のものより)多く含む。
サンフラワーオイルは不飽和脂肪酸で、まぁ液体ですね。
数年前に一部で流行ったココナッツオイルの利点は、この中鎖脂肪酸によるもの。
代謝経路が他の脂肪酸と少し異なることと、エネルギーになりやすいことから、もてはやされた。
でも基本は代替利用が前提。
他の油を、一部ココナッツオイルにすることで体脂肪が付きにくいと言われた。
それ、スリランカ人見て言える?
まぁいいや。
油自体にはコレステロールは含まれないものの、代謝の過程で飽和脂肪酸がコレステロール値を上昇させる作用を持つ。
代替利用の目安は、大さじ一杯。
つまり一日で使う調理用油のうち(普段使っているであろう)不飽和脂肪酸主体の油を、大さじ一杯分だけココナッツオイルに転換しろってこと。
それにより、飽和脂肪酸が持つ心臓病のリスク上昇やコレステロール値上昇のリスクを抑えつつ、中鎖脂肪酸の利点である、エネルギー転換効率の良さを狙うことが出来ると。
基本、摂り過ぎちゃだめなんです。
MTCオイルなんて言ってそのまま飲んだり、コーヒーに入れて摂取して良いのは、ボディメイクしててカロリー不足になりがちな一部の人だけ。
で、ワタシが使っているサンフラワーオイル。
不飽和脂肪酸だというのは上で書いた。
その不飽和脂肪酸ですが、さらに分類できます。
多価不飽和脂肪酸と一価不飽和脂肪酸。
前者はさらにオメガ3とオメガ6、後者はオメガ9と分類できます。
それぞれの別名はαリノレン酸、リノール酸、オレイン酸。
聞いたこと有りますかね。
3と6は体内で作れない。
9は作れる。
三種類とも必要なものですが、6と9はコレステロールを上げにくいと言われてますが、言い換えると摂取すれば上がるってこと。
それに対して3は、中性脂肪を下げる。
ここが大きく異なる。
なのでワタシはフィッシュオイルでオメガ3を摂取してます。
残りの6と9ですが、これは普段の食事(穀物やら肉、魚、卵とか)から摂取できるので、特に油にこだわる必要は無いというのが実情。
サンフラワーオイルはオメガ9が主ですが、別にこれじゃなくても良いんです。
コーンオイルはオメガ6が多いけれど、別にこれでも良い。
つまり、私としては飽和脂肪酸の多いココナッツオイルは避けたいっていうだけ。
実際、ワタシ痩せてますけどコレステロール値が高いんです。
最近は落ち着いてますけど。
油は分子結合の状態で飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分けられる。その分子の連なりの長さによって短、中、長それぞれに分けられる。
ココナッツオイルは飽和脂肪酸
中鎖脂肪酸メインで、長鎖脂肪酸も含まれる
サンフラワーオイルは不飽和脂肪酸
長鎖脂肪酸メインで、その中でもオメガ9主体
コーンオイルも不飽和脂肪酸
長鎖脂肪酸メインで、オメガ6が主体
大豆オイル
長鎖脂肪酸メインの、オメガ3
オメガ3は体内でDHAやEPAに変換されます。
中性脂肪を下げる作用はこれによるもの。
つまり
フィッシュオイル= DHA、EPA ≒ オメガ3と言って良い。
なんか、まとまりが無い文章ですね。
もう止めます。
結論としては
・積極的に摂るべき油はオメガ3のみ
オメガ3は体内でDHA、EPAになる
つまりフィッシュオイルでOK
コーン、綿実油、大豆でもオメガ3は摂れる
・調理用の油は不飽和脂肪酸を基本にする
・不用意なココナッツオイル信仰は危険
平均寿命は意外と長いスリランカ人ですが、健康寿命としては疑問がある。
まぁ色々と書きましたが、一番のオススメは血液検査ですね。