バイデン氏の勝利報道

一応結果が出たというのは、一歩進んだ訳で良かった。


ただ、これをもってバイデン氏が大統領になるのかというと、すんなり行かない。
まずは訴訟。
アリゾナでの開票も終わっていないし。


訴訟次第では選挙人を州として立てられない。
すると、バイデン側もトランプ側も過半数を確保できない可能性がある。
そのタイミング次第では、下院議員の投票によって大統領を選出する流れになる。
しかも下院議員全員ではなく、州ごとの投票。


これが前回の大統領選挙で負けたヒラリーの採った戦略。
負けを認めない。
バイデンにもヒラリーはアドバイスしてた。
負けても、それを認めるなって。


本戦はワシントンDCを含めて便宜上51州として熱い戦いを繰り広げましたが、下院での再投票になった場合は当然DCは州として扱われないので、50州での戦い。
つまり、これだって過半数を確保できない可能性が初めから内包されている。
その場合に備えて、次のステップも用意されております。


それは置いておくとして、まだ勝利宣言をしただけで、トランプ陣営が負けを認めていないので、この問題は継続する。
これがアメリカ式の民主主義の在り方なのです。


今は色んな意見がある。
マスコミも色々と言ってます。
どんな意見だろうと、誹謗中傷でなければ聞く耳を持つようにしたい。
今こそ「私はあなたの意見には反対だ、だがあなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という矜持をマスコミには持って欲しいし、彼らに当選者を決める権利が無いことを自覚して欲しい。


もう、というか最初から彼らには独自の調査報告をする権利しか無い。
今の時点では、連邦最高裁の判断に委ねる段階。
訴訟の対象になっていない州は、州の議会による議決次第。


ということで次の山場は12月14日です。
この日が選挙人による大統領選出の投票日。