婚姻要件

スリランカ当局は、スリランカ人が外国人と結婚をする場合は婚姻相手本国の治安当局から「過去に有罪判決を受けたことがない事を証明する書類」の送付と健康状態証明書(自己申告)が必要になると通達した。


今まではパスポート、出生証明書、婚姻要件証明書(独身であることを証明する書類)で良かったのですが、それでも面倒だったのにね。
というのも、日本には独身を証明する書類って言うのが外国人と結婚する為に必要な書類として存在していない。
なので戸籍をその書類として流用する訳ですが、対外用では無いので翻訳が必要。
法務省司法書士行政書士なんかに頼むことになるのですが、結構な金額を取られます。
なので原本を持って来て大使館でお願いするのが一番安いのですが、それだって同国人との結婚では必要の無い出費。
それがさらに増える訳です。


これ、何を根拠に立法したのか気になるところなのですが、どうも「外国人配偶者の立場を悪用した犯罪、特に麻薬絡み」が多く発生しているって事が理由の一つのよう。
これを聞くとムスリムやタミル人への抑圧だと解る。
スリランカ人と結婚してスリランカに滞在する人でメジャーなのはインド人やパキスタン人との婚姻なのです。


ワタシは既に結婚してますし別にどうでも良いんですけどね。


このニュースに対するコメントを見ると、思うことが無くも無い。
曰く
スリランカ人と結婚して、誰がスリランカに居住したいと思うのか?通常は外国に出る」
「愚かな外国人だけがスリランカに滞在しようとする」


よく聞かれます。
ほとんどのスリランカ人が海外に出たいと思っているのに、お前はスリランカに来て住んでいるが馬鹿なのか?って。


まぁそれは良いとして、今回の件でスリランカ政府は外国人配偶者を良く思って無いって事は理解しました。
今後、さらに規制や抑圧が進むようなら色々と考える必要があるかも知れませんね。