サポーターを首相官邸に集めて集会を催し、退陣表明をせずに「国民のためにどのような犠牲でも捧げる覚悟はある」と気勢を上げ、火種を灯したマヒンダ。
それに感化されたマヒンダ陣営とGotaGoGama陣営の衝突。
騒乱。
マヒンダ退陣。
衝突激化。
ここまでが5月9日。
5月10日は、前日から引き続き国会議員の車や自宅、所有するビジネステナントなどへの襲撃や放火。
滞在するホテルなども。
税金で建造されたラージャパクサ大統領や首相らの両親を記念する博物館や銅像も破壊された。
警察組織における事実上のトップに対する暴行。
国防省から全軍に対して秩序回復の為の発砲許可。
そして今日は警察にも同じ発砲許可が出された。
しかも暴力行為などに対しては事前予告無しでの発砲まで許可されてます。
外出禁止令の元、GotaGoGamaは解散させられました。
その外出禁止令は、明日の7時に一度解除されますが、14時に再度有効化されます。
今週末がウェサックですしね。
そのためにって訳では無いですが、市民も買い物しなきゃ生活出来ませんしね。
警察署を襲撃し、治安維持を口実にした軍による統治を自作自演で政府側が行う計画があるなんていう、野党要人のインタビューがテレビで流れる末期的状態。
結果、発生しませんでしたけどね。
そりゃ、発砲許可を受けている警察官が大勢いる場所を、丸腰で襲撃する覚悟も市民側には無いでしょうし、理由も無い。
仮に自作自演でやるにしても、実行者が市民では無いって事は秒で露呈する。
さすがにそこまでバカじゃないでしょ。
2019年のテロ以降、2020と2021のコロナ、そして今年。
四年ほどまともなウェサックをやってないですね。
まるで、お釈迦様が今のシンハラ人には祝って欲しくないと考えて居るように思えてなりません。
