マヒンダ退陣

昼過ぎ。
なんとなくライブニュースを見ていた。
するとTemple Tree(首相官邸)でマヒンダ支持陣営と退陣要求陣営の小競り合いが始まり、次々と波及していった。


ゴールフェイスでもマヒンダ陣営の(プロ)サポーターが暴力行為を起こし、被害は拡大。
警察は催涙弾と放水車で鎮圧を図る。


この時点で13時頃でした。
「外出禁止令が出るな」と思って妻に電話するが応答なし。
案の定、14時過ぎに西部州で発布。
15時前には全土に拡大。


そして妻から電話。
どうも彼女もデモに参加してたらしい。


そして、ついにマヒンダが退陣表明。


その頃には(プロ)サポーターをコロンボに輸送してきたバス、デモに参加しようとした野党党首、道路走行中の国会議員の車両なんかが襲撃され、マヒンダ支持の地方議員の家が蹂躙放火、取材中のジャーナリストも襲撃に巻き込まれ国中が大混乱。


そこでマヒンダの辞任が発表された。


デモに参加してる人に届いていないのか、バイオレンスの度合いは加速していく。


マヒンダの政党に所属する国会議員が銃で群衆を威嚇し、最終的には自殺。
ボディーガードは首を吊って死んでいるのが発見された。
与党が責任追及される材料がまた一つ増えた。


外出禁止令は意味をなさず、怪我をした(プロ)サポーターが担ぎ込まれた病院で医療行為の邪魔をする輩や、警察を襲撃する場面も報道されるようになった。


これだけの暴動は、13年スリランカに住んでいるが初めてのこと。
キャンディの家に居て良かった。


少し落ち着く事を祈るのみ。