昨日の外出禁止令。
もうスリランカ人には強制出来ないようで、全土でデモが発生。
警察では抑えられない状態。
いや、もしかしたら警察も抑える気が無かったのかも。
それはそれで公権力の統制が不十分な気もします。
全国民の支持を受けたような首脳陣退任要求デモで、内閣の大臣がすべて辞職する流れ。
大統領と首相は含まれてませんけど。
そうじゃないのよね。
これじゃ、トカゲの尻尾切り。
本来の要求は#GotaGoHomeというハッシュタグが流行って居ることからも解るとおりゴタバヤ・ラージャパクサの退任です。
そこにはラージャパクサ一族の排除も含まれています。
ナマル・ラージャパクサは妻と子供、そして妻の両親などを含む九人の身内を海外に避難させました。
行き先は特定されてませんが、スリランカルピーを持って行くとは考えられず、ドルの現金か外国の銀行でドル口座を準備していたかのどちらか。
いざとなった時の逃げ道を用意しつつ国を食い物にするナマルはラージャパクサ一族の中でも最も醜い人間性の持ち主だと露呈した。
まぁ他のメンバーも同じことだとは思うけど。
ワタシの俳優仲間も昨日は何人もデモに参加し、Facebookのライブ機能で呼び掛けをしていた。
一人は前回の大きなデモで頭部を負傷してもいた。
純粋な意味での人気商売ですから、意見が国民と同じであれば大衆に寄り添う姿を見せるのは、ある意味で彼らの本能。
ビートルズがCIAから要注意人物としてマークされていたのは、国民を煽動する力があるから。
政治家に人気取りをしろとは言わないけれど、支持される必要はあるよね。
支持といえば、選挙でゴタバヤに入れた人は今何を思うのか。
そんな事はおクビにも出さずに、#GotaGoHomeとか言ってるんでしょうね。
いかにもスリランカ人らしくて笑いが込み上げて来ます。
