話題のスポットでスリランカナショナリズムを感じる

スリランカで一番話題のスポットは旧国会議事堂前。
Gota Go Gama(Gamaは村の意味)という新しい村が誕生しています。


仕事終わりに覗いてみました。
一応スリランカ人と一緒に。
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ミュージックフェスのような雰囲気で、お祭り気分の人が多い。
夜の11時過ぎでしたし一杯飲んで来る人も多数。
バイト先の店でも飲んで今から行ってくるって人は多い。


仏教、ヒンドゥー教キリスト教イスラム教の垣根を越えて、そして民族の融和。
凄い美談のように書いている記事が多いですが、外国人目線だと少し違う感覚。


スリランカ国内は一致団結しているが、中国人には厳しい状況。
ラージャパクサの一族は中国と近い関係でしたから。
そして中国人と日本人、韓国人も含めて、見分けのつかないスリランカ人は東洋人に対しては、やはり悪い方向のナショナリズムを発揮する。


指をさされたり、あからさまなちょっかいを掛けて来たり。


身の危険は感じなかったけれど、酔っぱらいも多いし、車と人で大混雑してて、2件ほど接触事故も目撃した。
ちょっとした諍い(気が大きくなってるので、肩がぶつかったとかしょうもない事で)も見た。


ラージャパクサ憎さでデモの参加者や一般の人たちを美しく書きすぎている気はします。


結局はスリランカ国民が選んだ為政者だってことをもっと本気で振り返らないと、この国は変わらない。


デフォルト間近っていうニュースも流れ、いよいよラージャパクサ退任か?という雰囲気になって来てますが、これで退任したときに「国民の勝利」とか言って浮かれる姿が目に浮かぶ。


国民の勝利では無いし、仮にそうだとしても、その時はデフォルトしてて国際社会におけるスリランカの地位は今よりもっと下がっている。


「今からデモに参加する」っていうお客さんの中には、うちの商品が高いと言う人も居た。
うちは値上げもしておらず、仕入れ価格高騰で利益も出ていない。
輸入品の価格高騰に対する生活苦を訴えに行く人たちが自分の消費行動に対して言行不一致を見せている時点で、参加者の本気度が伺える。
「自分たちも苦しいけど、あなた達飲食店も厳しいよね。一緒に戦おう」というのがあるべき姿な気がするんですけど。


現場を見て、ちょっと冷静になったほうが良いかもって言う意味では、デモに参加するのも良いかもというのが今日の感想でした。
そこまで客観視できる人がどれくらい居るか疑問ですが。
(例によって日付は変わって深夜一時過ぎですが、8時にアップしたことになってます)