深刻なエネルギー不足

スリランカの至るところでガソリン購入と家庭用調理ガスを求める行列が出来ている。
すべて数キロに及ぶ。
それもバイクはバイク、ウィールはウィール、車は車という感じですので、台数で数えると凄いことに。
普段からこうやってキレイに並ぶようにしたら良いと思うのですが、今だけでしょうね。
彼らは、行列を作っている様子がSNSを通じて世界中に発信されることを知っているので「政府の不始末にも冷静に対応する市民」の姿を見せたいのです。
震災のときに日本人が見せた秩序立った様子みたいな感じです。
こちらは自然発生したものではなく、管理者が居るのですけどね。


で、前から必要量を確保できていない状況でしたが、今回ほどの行列ができることは無かったのになぜ今回はこれほど?と疑問でした。
単純に供給量が減っていることで列が長くなっているのかと思ったのですが、どうやら締結済みの契約で入荷する燃料が次回の入荷で最後になることが理由らしい。


とうとうガソリンとディーゼルが入らなくなるのか。


これに合わせて、国際的エネルギー企業2社(どの企業なのか報道なし)と新たに契約をしたというニュースが入った。
支払いはどうするのか?


ガソリンなんかの燃料もありませんが、発電用の燃料も足りません。
なので一日数時間の計画停電を実施してます。
雨季に入って水力発電の稼働状況が改善して来たのですが、ここに来てノロッチョロイの石炭火力発電が定期メンテナンス。
これで300メガワットの発電機が一基停止します。
家庭電力の消費が諸外国と比べて低いですから10万世帯分とかですかね?
電力庁は「これによる停電時間延長などは生じない」と言いますが、ホントですか?


そして次に無くなるのは何かなって考えてしまう自分が居ます。
随分と慣らされてますね。