経済どころか国体も終了

今のバスはどれに乗ってもこのような状況。
汽車も同じく。


本日ジャフナでは馬車によるタクシーサービスが誕生しました。


一昨日までの一部のガソリンスタンドの様子。


今は車両だけ列に並ばせて本人は家で待機するのがトレンド。


昨日今日でガソリンなど燃料については再度の値上げ(売るもの無いのにね)。
汽車、バスも同様。
ヨーロッパ各国はガソリン車の販売禁止の時期の延期を発表。
これは恐らくEVよりも日本車のハイブリッドのほうが効率的なことによる。
そしてロシア依存から脱却するために石炭火力発電の再開。
ヨーロッパよりもよっぽどクリーンな石炭火力発電を持つ日本に散々文句を言ってましたがね。
そのうち、原子力も再開するのでは?
まぁ、この流れで行くと石炭の需要増加でノロッチョロイの発電コストも上がるし、調理用ガスも奪い合いだし、スリランカは内戦以前どころか中世や石器時代にまで生活スタイルを戻さねばならなくなるかもね。


No Forex Reserves
No Electricity
No Medicines
No Food
No Fuel  ←今ココ


12時間の停電から少しは良くなって来てましたが、最近ではまた増加傾向。
食品も一般スリランカ人の食事傾向から外れた輸入品は値上がりの影響が無かったりする。
スリランカ料理の食材よりはまだ高いですが、その差が詰まって来てる。
たまにパスタや輸入の缶詰、ソースを購入していた層も生活が厳しくてシフトしてるのでしょう。
で、売れ残ってるので販売価格を上げることもできない。
そのうち一瞬だけ過去に輸入した食材のほうがスリランカの地物よりも安いという逆転現象が起きて、在庫が無くなって終了ですかね。
次のコンテナで入ってくる食材は値上がり必至ですが、そもそも入ってこないでしょう。


調理用のガスも相変わらず無くて、都会ではIHが、田舎では製材所の端材がもてはやされてますが、IHも停電だと使えないし、端材も製材所が停電で供給量が減少。
そもそもチェーンソーが動かせなくて木を切れず、切っても乾燥させないと生木は燃えませんし。


真綿で首を絞められるように、少しずつ 少しずつ生活環境が悪化している。


一部の有力者が住むエリアを除けば街中よりも田舎のほうがマシだとも思える状況にある。


次の燃料タンカーは7月10日に入港するとか。
まず来るかどうかという問題がある。
来てもそれが分配されるのに時間が掛かる。
今後2週間はジリジリと厳しさを増していくのは確実。
管轄の大臣は「これはロックダウンとは違う」と言っていたが、実質的物理的には同じ。
スーパーに物も無いので買い置きも出来ない。
そう、お金があっても買えない状況が既に発生しているのです。
食材のロジスティクスはエッセンシャルワーカーとされていて燃料の分配は優先されてはいるけれど、もう既に辺境には影響がある。
届けられる数量も頻度も減っているので、スーパーに空いたスペースが出来ている。


学校もストップ。
経済的に立ち直っても次世代の教育が止まってしまっては国としては立ち直るのにさらなる時間を要します。


子供や若者に夢をもたせられず、お年寄りに安心した老後も提供できない国になってしまったようだ。
国名に冠した社会民主主義の崩壊が、今まさに起きている。