昨日は刺身定食を頂きました。
いつもどおりに一番リーズナブルな定食のラインナップである焼き塩鯖、さば味噌煮、唐揚げ、和風麻婆豆腐から選ぼうと思っていたのですが、その日の気分だった麻婆豆腐が無いと。
で、週末だしちょっと贅沢をしても良いかなと思い刺身定食にした。
いや、良いねー。
いざ食べようと味噌汁椀に口を寄せると浅利の香り。
そこに大将が登場して「今日はスエズに言って浅利を買ってきたので、味噌汁にしてみました」と。
日本のと比べると少し扁平な形状ですが身も大きくてプリプリ。
しっかり浅利です。
エジプトで浅利の味噌汁が飲めるとは。
イカもスエズ産。
マグロは地中海だったか？
タコは恐らくはモーリタニアとかモロッコ沖ですかね？
エジプトで食べる刺し身じゃ満足できないって言う日本人もいますが、これは充分に美味しい。
イカなんて、大将の細かい仕事振りのお陰もあるでしょうけど、甘みが強くてねっとりぷっつり。
日本が一番と思っていても、その素材が輸入であれば産地でしっかりと板前さんが仕事をしたものとは変わり無いはずで、日常的に食べるものとしては充分に満足。
そりゃぁ、脂の乗りは冬季の日本とは違う。
でも、それって夏季の日本でも同じことだしね。
至高の一品を求める海原雄山ではないので。
結局は、食というのは多分に情報に左右される。
特に現代人の多くは、料理を食べてるのではなく情報を食べている人が多い。
同じ情報を食べるなら、食べログで何点だった
とか、有名人がインスタで紹介してたとかでは無く、その土地の素材を美味しく食べる工夫や仕入れの苦労を語ってくれる大将からの情報を食べたいもんです。
で、ここまでが贅沢な話。
ここから質素な話に。
昨日の刺身定食で予算オーバーなので、今日はスーパーに行ってカップ麺を仕入れる。
ブルーチーズが安く売っていたのでそれをワインのお供にしよう。
オイル漬けのサーディン缶詰も。
カップ麺2個と以上の品で370円ぐらい。
買い置きのナッツもあるし、質素ですが心は満たされる。
